１００回目のエージシュート

延岡の堀昭男さん（８１）が〃偉業〃

　延岡市北一ケ岡の堀昭男さん（８１）が、自分の年齢以下の打数でゴルフの１８ホールを回る「エージシュート」を通算１００回達成した。その表彰式が１８日、所属する延岡ＯＢ会の第７７７回例会であり、島田剛夫会長から花束とゴルフバッグが贈られた。

　ゴルフ歴は４１年。元々テニスを楽しんでいたが、友人に誘われ、「止まっている球がなんで難しいのか」とクラブを握ると、なかなか打ていない。「死んだ（止まった）球を生かす（思い通りに打つ）のが面白くなった」。テニスやマージャンをやめ、ゴルフに熱中した。

　始めてわずか１年でスコア８４を出すと、その後も年々上達。メンバーである延岡ゴルフクラブでは、７回クラブチャンピオンに輝いた。

　初めてのエージシュートは７３歳の時、美々津カントリークラブ（日向市東郷町）で。以降、平均月１回のペースで快挙を積み重ね、今年５月、延岡市浦城町の延岡ゴルフクラブで１００回目を達成した。

　退職後、６３歳ごろからは競技ゴルフを開始し、県や九州、さらには全国大会にも多数出場を果たした。スコアベストは、７５歳の時に九州グランドシニア宮崎大会（座論梅ゴルフ場）で出した６６。「九州で２位になったことはあるが１位がない。優勝を目指し、向上心を持ち続けたことでここまでできたと思う」と振り返った。

今は野菜とトロピカルフルーツづくりに熱を入れており、「ラウンドはだいぶ少なくなった」。クラブを置こうかと考えていた矢先の大台達成。

　延岡ＯＢ会から刺しゅう入りのゴルフバックをプレゼントされたこともあり、「いっときやめられそうにない。どうせ続けるなら…」。口にした目標は、８０歳以上のゴルファーが参加するスーパーシニアの大会。「また練習を始めるかな」と笑った。