本紙掲載日:2023-09-21
(8面)

美しい浜辺で楽しく−B&Gトトロ海洋クラブ

「B&G海ごみゼロフェスティバルin延岡」後にマリンスポーツ体験会を満喫する子どもたち(延岡市の土々呂東浜)

土々呂東浜・清掃にマリンスポーツ体験

 延岡市の土々呂東浜(旧土々呂海水浴場)に昔のにぎわいを取り戻そうと活動する「B&Gトトロ海洋クラブ」(斎藤英二代表)は17日、現地で清掃活動の「B&G海ごみゼロフェスティバルin延岡」を開き、地元の小中学生ら計約180人が参加。清掃後にはマリンスポーツ体験会があり、子どもたちが美しくなった海岸で歓声を響かせた。

◆子ども健全育成大使・酒井法子さんも参加

 同フェスティバルは春と秋の年2回開催されている全国一斉清掃活動で、トトロ海洋クラブも毎回実施。この日は2018年度にB&G財団が「子ども健全育成大使」に任命したタレントの酒井法子さんが応援に駆け付けて、参加者と一緒に汗を流した。

 また、清掃前には宮崎大学農学部海洋生物環境学科の村瀬敦宣准教授を講師に、「延岡とそこにすむ魚たち〜土々呂の海はなぜ大切なの?」をテーマにしたワークショップも実施。参加者らは地元の海の豊かさを実感しながら、丁寧にごみを拾い集めた。

 マリンスポーツ体験会ではトトロ海洋クラブが、清掃を終えた海岸に小型ボートやシーカヤック、スタンドアップパドルボード(SUP)などを用意。海には浮島や浮桟橋も設け、ライフジャケットを身に着けた子どもたちが水遊びを満喫した。

 同海洋クラブは、1969年に海水浴場が閉鎖し、市営プールも2008年以降は利用中止してその後に撤去された土々呂東浜に「再び子どもたちが遊べる場を取り戻したい」と活動。一方、市は市南部地域の観光資源調査事業に取り組んでおり、同海岸について水質など環境面では海水浴場に適していることが確認されている。

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