本紙掲載日:2023-09-22
(3面)

22日「和」オープン

店内には生徒が選んだ商品が並んだ
安藤店長(中央)の掛け声でオープンした延岡商業高のチャレンジショップ和

延岡商業高チャレンジショップ

 延岡商業高校(堀切康博校長、424人)の生徒が商店街内で店舗経営に挑戦するチャレンジショップ「和(なごみ)」が22日、延岡市栄町のノマドハウスにオープンした。来年1月中旬まで、週3回程度、営業を続けていく。

 「和」は、起業家マインドの育成を目指し、同校が2002年から続けている実践的、体験的な学習の場。地域の商店街内の空き店舗などを活用して毎年経営しており、商品の仕入れ、広報、販売など全般を担う。

 22日は学校関係者や市、商店街関係者らが出席してオープニングセレモニーが行われ、堀切校長は多くの支えに感謝。生徒たちへ「地域に愛され、親しまれる店になるよう経営意識を持って取り組んでほしい」と激励した。

 来賓によるテープカット、同校吹奏楽部による演奏後、安藤禎弥店長(流通経済科3年)の「いらっしゃいませ」の掛け声でオープン。早速来賓らが店内に入り、買い求めていた。

 今年も県内外の高校生が作った茶、ジュース、缶詰、レトルト食品のほか、県北の福祉事業所が作ったアクセサリーや菓子、県北の菓子店が作った団子、まんじゅうなど人気商品が並ぶ。

 安藤店長は「初めて来た人がもう一度来たいと思える、明るい店にしたい」と抱負。これまで流通経済科の生徒にとっての学びの場だったが、学科改編で同科が3年生しかいないこともあり、今年は全学科の生徒が入る課題研究のチームが経営するという。

 のべおか駅まちモールの稲用正博理事長(73)は「去年の売り上げより1円でも多くなるよう一生懸命頑張って」と、経営者の先輩としてエールを送った。

 営業は毎週火、木、金曜の午後が基本。マックスバリュ岡富店でも販売を行い、片方のみの営業日もある。問い合わせは延岡商業高(箟箍32・6348)。

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