本紙掲載日:2023-09-22
(2面)

内藤家に感謝を込めて

内藤家墓所内を隅々まで汗を流してきれいに
清掃活動に参加した藤蔭会の会員ら

延岡高女同窓会・藤蔭会が墓所を清掃

 県立延岡高等女学校の同窓会「藤蔭会」(寺原八千代会長)が20日、延岡市の城山北大手門脇にある旧延岡藩主内藤家の墓所を清掃した。

 女児教舎時代の1890(明治23)年から県立に移管する1929(昭和4)年まで同校を経営していた内藤家への感謝の意を込めて毎年、彼岸の入りに清掃している。

 今年は、市内外から44回生の90歳から37回生の95歳までの会員約10人と市教育委員会文化財・市史編さん課の職員3人が参加した。

 午前9時前から清掃を開始。墓所内の枯れた落ち葉をほうきで集めたり、石畳の隙間から生えた雑草を引き抜いたりと、会員同士で声を掛け合いながら作業していた。清掃後、会員は墓石に向かって手を合わせ、感謝の気持ちをささげた。

 寺原会長は「延岡高等女学校は日本でも誇れる立派な校舎でした。そういうところで学ばせてくれた内藤家に深く感謝しています」と話していた。

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