本紙掲載日:2023-09-22
(8面)

学校生活や設備を知る

看護科の説明会、体験授業も−聖心ウルスラ学園高

 延岡市緑ケ丘の聖心ウルスラ学園高校(安藤真二校長)看護科は16日、今年度1回目となる学校説明会を開いた。看護師を目指す中学生とその保護者らが参加。教員や在校生から学校生活や教育、卒業後の進路についての説明があり、在校生が参加者をサポートする体験授業も行われた。

 同校は、高校看護科で3年間、卒業後進級する看護専攻科で2年間学ぶ、県北で唯一の5年一貫養成校。最短20歳で看護師の資格を獲得することができるカリキュラムを採用している。

 説明会では、在籍する教員の多くが実務経験が豊富で専門知識と資格を有していることや、静脈注射といった多様な実習に対応できるモデル人形などの実習設備が充実していることを説明。安藤校長は「カトリック精神に基づいて、共感力と想像力を持った看護師を育てます」と話した。

 今年初めて実施した在校生による学校紹介では、1年生4人が文化祭などの学校行事や部活、電車通学、寮生活などの様子を紹介。

 専攻科2年の甲斐愛里菜(まりな)さんは「専攻科進級後のより専門的な学び」「学外での実習や演習の豊富さ」を自身の経験を交えて話し「大変だけど楽しいことも多い。看護科で学んでみませんか?」とアピールした。

 その後、参加者は3班に分かれて各実習室で授業の一部を体験。「モデル人形を使った初期救命」「消毒・手当てなどの病院での業務」「高齢者・障害者体験器具を装着しての在宅看護体験」の三つを実践し、入学後の学習や卒業後の仕事についてイメージを膨らませた。

将来、看護師として働きたいという三原佐和さん(財光寺中3年)は「高齢者を体験するゴーグルを着けたらほとんど周りが見えなくなった。支えてくれた看護科の方が優しくて安心したので、自分もあんな風にできるようになりたい」と話した。

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