本紙掲載日:2023-09-25
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手話言語の国際デー

「手話言語の国際デー」にちなみ青色にライトアップされた高千穂峡の真名井の滝(23日)

真名井の滝がブルーに−高千穂峡をライトアップ

 国連が定める「手話言語の国際デー」(9月23日)にちなみ同日、高千穂町の国指定天然記念物・高千穂峡で夜間ライトアップが行われた。

 「手話は言語である」との認知を広めようと世界ろう連盟が呼び掛け、同記念日に合わせて世界中のランドマークや公共施設を青色にライトアップするイベント。

 全日本ろうあ連盟は「『世界そして日本を青色に!手話言語をブルーライトで輝かせよう』市民・地域・社会をひとつにチャレンジプロジェクト」と題して取り組んでおり、趣旨に賛同した高千穂町が日没から午後10時まで、真名井の滝(落差17メートル)をライトアップした。

 水音が響く峡内で、暗闇に浮かび上がる幻想的な滝を見た人は「すごい」「きれい」と感嘆の声。同記念日を知らなかったという兵庫県の50代女性は「いい取り組みだと思います。手話については詳しくないので、少し調べてみようという気持ちになりました」と話した。

 手話言語の国際デーは2017年12月19日、国連総会で決議。決議文では、手話が音声言語と対等であることを認め、ろう者の人権が完全に保障されるよう、国連加盟国が社会全体で手話言語に対する意識を高める手段を講じることを促進することとされている。

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