本紙掲載日:2023-09-25
(6面)

感謝と責任を忘れずに

慰霊碑前に献花する学生

九保大で動物慰霊祭

 延岡市吉野町の九州保健福祉大学(兒玉修学長)は22日、同大学内の慰霊碑前で、実験や実習で犠牲になった動物を供養する動物慰霊祭を執り行った。

 2学部3学科(薬学科、動物生命薬科学科、生命医科学科)から代表して学生3人のほか、兒玉学長や教職員らが参列。全員で黙とうをささげた後、兒玉学長は「多くの実験動物の犠牲により、教育において学生に多大なる貢献がもたらされた。私たちの教育研究の成果が実験動物の尊い命の上に成り立っていることを改めて肝に銘じる」と慰霊の言葉を述べた。その後、兒玉学長、黒川昌彦副学長、池脇信直副学長に続いて学生と教職員が慰霊碑前に献花し、冥福を祈った。

 動物生命薬科学科2年の城戸彩衣さん(19)は「実習でマウスラットやウサギを解剖する際は、感謝と責任の気持ちを忘れずにしている。慰霊祭で改めて動物への気持ちの大切さを確認できた」と話していた。

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