本紙掲載日:2023-09-27
(3面)

尚学館小生がアユ味わう

延岡伝統秋の味覚−かわまち交流館で

 延岡市の尚学館小学校(堀田由美子校長)5、6年生42人は、26日に延岡市大貫町のかわまち交流館で延岡伝統の秋の味覚アユを味わった。主催は桝元フードシステムズ(眦塚鞠啓卍后法

 この日提供されたのは、炭火焼きしたアユ1匹とあゆ飯、チキン南蛮、みそ汁のメニュー。児童は手順に沿って骨抜きに挑戦し、幸せそうにアユを頬張っていた。

 骨抜きが難しかったという黒木葵衣さん(5年)は「身がふわふわで、おいしかった。卵付きが好きなので、また食べに来たい」と笑顔で話した。

 あゆやなは、今年度から桝元グループ会社である本家ささきが運営。同社の眦勅卍垢蓮▲▲罎鮨べる機会自体が少なくなっているという子どもたちへの食育として、延岡のあゆやなの伝統と、アユの生態などについて話した。

 あゆやなは、アユが産卵のために川を下る習性を利用した漁法であることやその歴史を語り、川で生まれ海で育つ稚アユの3・5%しか成魚になれないことを説明した。

 同校児童は、今年3月に大瀬川で約3万匹の稚アユ放流を体験している。「みんなが送り出した稚アユで大人になって戻って来られのは1050匹くらい。命と食材に感謝する気持ちを忘れず、おいしく食べてあげてほしい」と眦勅卍后

 また、「あゆやなでアユを食べることは秋の恒例行事で、楽しみの一つ。皆さんには延岡の食の伝統を継承していただきたい」と話した。

 あゆやな食事処の営業期間は10月1日〜12月3日。あゆやな設置は10月中旬を予定している。

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