本紙掲載日:2023-09-27
(2面)

コーヒー文化「地域に広めたい」

エンクロスでフェスティバル−10月1日

◆人気ショップなど15店舗が一堂に

 九州内の人気コーヒーショップや、コーヒーに合うスイーツ、フードなど15店舗が集う「NOBEOKACOFFEEFESTIVAL(延岡コーヒーフェスティバル)」が10月1日午前10時から、延岡市幸町の同市駅前複合施設エンクロスで開かれる。来場を呼び掛けている。

◇焙煎士、中山さん企画

 企画したのは、同市南町のコーヒー豆販売店「Ncoffee」代表でコーヒー焙煎(ばいせん)士の中山雄太さん(31)。

 20歳から福岡で焙煎などを学び、「地元に帰ってコーヒーを広めたい」と帰郷。昨年3月、南町に同店を、今年3月には平原町に「Ncafe」をオープン。店舗経営しながら週3回は福岡で焙煎している。

 同フェスティバルは、県外各地で開かれているのを見て「延岡でもやりたい」と企画を練ってきた中山さんを、同店のファンで、イベントに一緒に出店するなど交友のあった町田紀博さん(32)=日本料理睇揺代表=が後押し。

 「コーヒー好きな人は延岡にもたくさんいるはず。催しを通して、コーヒー好きの人の掘り出しや、コーヒーにもいろんな味があることを知ってもらう機会になれば」と意気投合したという。

 当日は、さまざまなコンテストで受賞経験のある九州内のコーヒーショップも複数出店する。3店舗のコーヒーを楽しむことができる3枚つづりチケットは1500円で販売。「おいしかった店には、イベント後にも足を運んでほしい」との願いを込めて、そのうち1枚は県北6店の1店舗を指定している。

 また、「地域を盛り上げたい」「コーヒー文化を広めたい」という思いで延岡学園高調理科にも協力を依頼。すでに中山さんが授業しており、当日はコーヒー豆を使った同高のオリジナル焼き菓子の販売も予定している。

 当日は、エンクロスとその周辺一帯が会場で、雑貨店やキッチンカーなど約30店舗が出店。ハンドドリップ大会、スペシャル音楽ライブ、サエカレーシング、豆袋を再利用したブックカバー作りなど、コーヒーのお供となる催しも多数用意している。午後4時終了予定。

 町田さんは「コーヒー文化を浸透させたい。コーヒーを片手にショッピングを楽しみながら非日常の感覚を味わい、厳選した物を堪能してほしい」。中山さんは「コーヒーの世界がいろいろあることを、延岡にもこんな店があるということを知ってほしい」と、来場を呼び掛けている。

 出店者や特典付きの前売り券の販売場所など、詳細はエンクロスのホームページ、同フェスティバルのインスタグラムで紹介している。

◇関連イベント開催中−書籍展示やスタンプラリーなど

 フェスティバルを前に、エンクロス2階には延岡市在住のイラストレーター・みよこみよこさんが手掛けた布製の作品や、コーヒーに関する本を展示している。

 また、25日からは野口遵記念館、延岡城・内藤記念博物館、エンクロスの3カ所でスタンプラリーを実施中。3カ所すべてのスタンプがそろうと、追加チケット1枚(3枚つづりチケット購入者が利用できる)と、みよこみよこさんのオリジナルコースターがもらえる。

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