本紙掲載日:2023-09-27
(7面)

「どんどん増えて」

キジを放す寺迫小学校の児童(日向市東郷町山陰甲)

児童がキジの放鳥体験−寺迫小

 日向市東郷町山陰甲の山林で25日、近くの市立寺迫小学校(荒神雅彦校長、69人)の5、6年生児童27人がキジの放鳥を体験し、雌雄約60羽を放った。

 県は国鳥であるキジの生息数の維持と愛鳥意識の啓発を目的に、放鳥を行っている。小学生が野鳥に関心を持ち、大切にする心を育んでもらおうと、今回は愛鳥モデル校でもある同校で行われた。

 まず体育館でキジに関する説明があり、児童は「何を食べるのか」など質問。県東臼杵農林振興局の職員や生産者から、雄と雌の羽の色の違いや雑食性であることなど生態について話を聞いたり、実際にキジに触れたりした。

 学校の西にある山林へ移動した児童は、籠に入れられたキジを放鳥。児童が籠のふたを開けると、キジは勢いよく羽ばたき、一斉に山の方へと飛んで行った。

 参加した6年生の是則真澄さん(12)は「キジがもっともっと成長して、どんどん繁殖して増えてほしい」と話した。

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