本紙掲載日:2023-09-27
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天井から部材が落下

延岡の新県体育館サブアリーナ

◆点検のため利用一時停止−県

 県は26日、延岡市大貫町のアスリートタウン延岡アリーナ(新県体育館)サブアリーナの天井から部材が落下し、緊急点検が必要となったことから、27日から当面の間、サブアリーナの利用を一時停止すると発表した。けが人はなかった。

 スポーツ振興課などによると、落下したのはサブアリーナ南西側の天井を支えるプラスチック製のL型の部材(高さ1・5センチ、幅2・5センチ、長さ78・5センチ、厚さ1ミリ)、重さは約54グラム。

 23日午後1時20分ごろ、同所で開かれていた小学生のバドミントン大会で、落ちてきた部材が審判をしていた人の肩付近に当たったが、けがはなかった。県は、部材の取り付けに不具合があったのではないかと推測している。

 利用者から連絡を受け、指定管理者の職員が落下物の確認を行うとともに、周辺に他の落下物や床、天井部分に破損がないかを目視で確認し異常がないことを確認したが、同部材は複数設置されているため、緊急点検を行うことにした。

 施設は安全上問題がないと判断でき次第、利用を再開するという。同課は「利用予定の皆さまにご迷惑をお掛けすることをおわびします。点検は安全を確認するために行うものなのでご理解いただきたい」と話している。

 新県体育館は、県が2027年に開催予定の国民スポーツ大会・障害者スポーツ大会(国スポ・障スポ)に向けて整備。先に完成したサブアリーナは8月20日から利用を開始していた。メインアリーナは25年度中の完成を予定している。

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