本紙掲載日:2023-09-28
(3面)

早春の延岡、花で彩る

来年2月に花物語−第1回責任者会議

◆故谷平さんの思いつなぐ−盛武一則さんが実行委員長

 早春の延岡市を花で彩る「延岡花物語」の開催に向けた第1回責任者会議が27日、延岡市東本小路の中小企業振興センターであった。約30人が出席し、メインイベントの「このはなウオーク」を来年2月24、25日に開催するなどを確認。谷平興二さんの急逝に伴い、実行委員長には延岡観光協会会長の盛武一則さん(65)を選んだ。

 冒頭、延岡花物語の発案者で2014年の第1回から実行委員長を務め、先月亡くなった谷平さんに黙とうをささげた。

 事務局から、実行委員長に盛武さん、副実行委員長に岩佐純一延岡観光協会専務理事、事務局長に浜松泰宏常務理事を当てる案が出されると、全会一致で承認。

 あいさつに立った盛武実行委員長は「コロナによる中断を挟んだが、延岡花物語も10年になった。谷平会長がいなくなったら何もできないじゃないかと言われないよう、力添えを頂きたいし、全力で取り組んでいきたい」と決意を述べ、「新たな気持ちで頑張ります。よろしくお願いします」と協力を呼び掛けた。

 来年2月1日に開幕する第9回延岡花物語の日程は、本東寺(松山町)の慧日梅(えにちばい)観梅会が2月10、11日。天下一ひむか桜と菜の花が咲き誇る野地町の五ケ瀬川堤防をメイン会場とした「このはなウオーク」は、3連休中日の2月24日と翌25日の2日間に決めた。

 ソメイヨシノが咲き誇る城山公園を会場にした「ケーブルメディアワイワイプレゼンツワイワイ花物語」は、桜の開花時期に合うように現在調整中だが、メインとなる「ワイワイグルメ博」を3月23日か30日で検討しているという。

 この日は、出席者が1人ずつ自己紹介や意気込みを語った。今年6月までNPO法人コノハナロード延岡市民応援隊の理事長を務め、谷平さんと二人三脚で名所づくりに取り組んできた松田庄司さん(80)は「谷平さんの情熱はすごいものだった。谷平さんのためにも、いた頃と同じように、さらに大きくできるように皆さんと力を合わせて頑張りたい」と話した。

 今後、責任者会議や全体会を複数回開催しながら、本番に向けた準備、調整を行っていく。

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