本紙掲載日:2023-09-28
(6面)

生き物への愛着深める

農園でヤギなどと触れ合い−北浦小

 延岡市立北浦小学校(岩切隆人校長、95人)の1、2年生19人は26日、校区内にある同市北浦町市振のまなぶ農園(松原学代表)を見学した。ヤギやヒヨコとの触れ合い、ニワトリの産卵の観察などを通し、生き物への愛着を深めた。

 まなぶ農園は毎年、「命に触り、生きているのを感じてほしい」と同校の児童を招いており、今年もヒヨコ100羽が農園に来たのに合わせて企画。児童は3グループに分かれ、ニワトリの産卵の観察▽ヒヨコとの触れ合い▽ヤギの餌やりと観察―を順に体験した。

 ヒヨコとの触れ合いでは、松原さん(61)を手本にすぐに両手で抱える児童がいる一方、逃げ回るヒヨコに触ることができず苦戦する児童も。友人の手を借りて触ったり、頭に乗せたりする児童もいて笑顔が絶えなかった。

 松原さんは「生まれて2週間。生まれた時は60グラムだったんだよ」と説明。20年かかって大人になる人間と違い、ヒヨコは半年で大人になり、2キロまで成長することも伝えていた。

 ニワトリの産卵では、小さな隙間からのぞき込んで、息を潜めてニワトリの動きを確認。両足に力を入れ、ニワトリが産卵すると児童は興奮気味に喜んだり、卵にそっと触れて「温かい」と歓声を上げたりしていた。

 2年生の眇寨仁さん(8)は「ヒヨコを肩に乗せるのが楽しかった。柔らかくてフワフワしていた」と感想。松原さんは「食べる時は食べて遊ぶときは遊んでいる」「早寝早起きをしている」など、児童の生活にも通じる、ニワトリが元気な理由についても紹介していた。

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