本紙掲載日:2023-09-28
(6面)

自然保護への意識高める

海の上の移動を楽しんだ(提供写真)

シーカヤック通して−三川内小中

 延岡市北浦町の市立三川内小中学校(上中別府利一校長、40人)は21日、環境省の「快水浴場100選」に選ばれている同町の下阿蘇ビーチでシーカヤックを体験した。中学部12人が参加。地元の自然に触れ、そこで生み出されるアウトドア体験を満喫した。

 40年以上前からホタルの保護活動について学習している同校は、河川清掃やカヤックでの川下りを通して、地元の自然や環境について学習している。今回はその川が海に、そして北浦の美しさにつながっていることを体験すること、また豊かな自然環境を大切にしたいという気持ちを高めようと、企画した。

 生徒は、ひむか感動体験ワールド(ノベ☆スタ)のインストラクターからパドルの握り方やこぎ方を教わると早速海へ。うねりがあり、船酔いしてしまう生徒がいたものの、自然でできたトンネルをくぐるなど、約1時間半にわたり、海上移動を楽しんだ。

 1年の甲斐野乃花さんは、「見た時と海に入った時の波が全然違ったので驚いた。自分が想像していた以上にきれいな海だったし、海の中などにはごみがなかったので安心した」と感想。一方で「砂浜などにいろいろごみが落ちていた」といい、「これから、ごみ拾い活動に取り組んでいきたい」と話していた。

 中学部は1学期に、山の保水力や水の浄化能力についての学習や、カヤックでの川下りを体験。2学期は今回のシーカヤックに加え、地引き網体験も行う予定で、半年かけて山、川、海の系統的な学習を行っていくという。

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