本紙掲載日:2023-09-30
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「延岡水郷鮎やな」オープン

4年ぶり食事棟でアユ料理−10月1日から営業

 延岡の秋の風物詩「延岡水郷鮎(あゆ)やな」のオープン式が9月30日、延岡市大貫町のかわまち交流広場であった。関係者約70人が出席し、コロナ禍の影響で4年ぶりとなる食事棟(かわまち交流館内)でのアユ料理の提供再開を喜んだ。

 延岡観光協会の盛武一則代表理事は「1カ月1万人、期間中計2万人の集客を目標にしたい」とあいさつ。来賓の読谷山洋司市長は「4年ぶりに屋内で食事提供が可能になった。延岡観光協会をはじめ関係各団体の協力に感謝申し上げたい」と謝意を示した。

 食事処経営者の長曽我部隆幸・桝元ホールディングス代表取締役社長は「伝統ある鮎やなの事業に関わることができて光栄。アユを食べるという文化の一層の浸透、観光振興の起爆剤となれるようにしたい」と意気込みを語った。

 テープカットと鏡開きの後には試食会も開かれ、出席者は歓談を楽しみながら延岡伝統の鮎の味を堪能していた。

 鮎やなの食事処となる「水郷延岡鮎やな本家ささき」は、10月1日から12月3日まで営業。塩焼きやせごし、甘露煮などの一品料理やセットメニュー(3500円〜)などを提供する。時間は、平日が午前11時〜午後2時半ラストオーダー(LO)と午後6〜9時LO。土・日・祝日は午前11時〜午後9時LO。予約、問い合わせは同店(箟箍20・0533、070・1340・8787)。

 延岡観光協会によると、鮎やなの架設工事は10月10日ごろから始まり、20日ごろの完成を予定。完成日当日から夜間のライトアップも行われる。

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