本紙掲載日:2023-09-30
(7面)

坪谷小児童「気合田」で奮闘

五色米の稲刈り

 日向市東郷町の市立坪谷小学校(雕獣M旅残后■隠郷諭砲料換算童は29日、同校近くの実習田「気合田(きあいだ)」に実った五色米の稲刈りを行った。今後、脱穀や餅つき体験を行うという。

 同校では、実習田を管理する地元の農業寺原正さん(74)の指導で種まきから田植え、稲刈りなど、1年を通して米作りに取り組んでいる。

 今年は5月に五色米の「赤の毛」「黒の毛」「白の毛」「赤もみ」「黒もみ」の5品種の種まきを実施。6月に実習田約10アールのうち、約6アールに苗を植えた。

 この日は、作業を前に寺原さんが稲刈りの時期について、「稲穂が黄金色になったら稲刈り時期だが、五色米は黄金色ではない。もう一つの目安は穂が出て1カ月。それがきょう」と紹介し、稲刈り、結束、掛け干しの作業工程を説明した。

 恒例行事のため、高学年の児童の手際は良く、一束をザクッと1回で刈り取り軽快に進めた。一方、低学年は何度も鎌を前後し慣れない手つきながらも丁寧に作業した。

 序盤は快調だったが、風のない日差しの下での作業に「暑い」「疲れる」と愚痴がこぼれる児童の姿も。それでも、寺原さんや保護者らから「食べ物だから丁寧に扱って」「お米を作るって大変なんだよ」と説明を受けながら、作業に汗を流した。

 6年の山口和志さん(11)は「毎年、必ず稲が倒れているところがあったけど、今年は、きれいに立っていてうれしかった。きついけど楽しかった。餅つきが楽しみ」と話した。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/