本紙掲載日:2023-10-03
(3面)

匠の技−みやざきの工芸展

9日まで開かれている「みやざき工芸品展2023」
神楽面の制作実演する天岩戸木彫の工藤省悟さん

9日まで宮崎空港

◆神楽面、ひょっとこ面も

 宮崎県の伝統的工芸品や工芸品の魅力を県内外に発信する「みやざきの工芸品展2023」が9日まで、宮崎市の宮崎ブーゲンビリア空港1階オアシス広場で開かれている。県、県物産貿易振興センター主催。

 郷土の自然と暮らしの中で育まれた伝統的工芸品や、匠(たくみ)の優れた技術の素晴らしさを知ってもらおうと開催。陶芸や木工、ガラス工芸品などが並ぶ会場には、工芸品の紹介コーナーや制作実演などもあり、来場者が見入っていた。

 県北からは、天岩戸木彫(高千穂町)が開催期間を通して出展し、神楽面の制作を実演・販売。集中した表情で、のみを振るう4代目の工藤省悟さん(36)は「こうした機会に伝統工芸品を見て知ってほしい」と話していた。

 工芸品展の後期(4〜9日)には、宝ひょっとこ面(日向市)が出展。きつね面やかぶり面、子ども面、板飾り、メッセージ色紙などを販売するという。

 県物産貿易振興センターの花畑修一さんは「空港はいろんな人が集う場所。県内外から多くの人に来場していただいて、宮崎の伝統的工芸品や工芸品の魅力を知ってほしい」と話していた。

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