本紙掲載日:2023-10-05
(2面)

循環社会へ、小さな一歩

日向保健所を出発する車両(2日、日向市北町)
不法投棄物を清掃する参加者(2日、日向市の伊勢ケ浜海岸北側)

不法投棄防止・啓発キャンペーン−日向

 県産業資源循環協会県北支部(佐藤修一支部長)と県北3保健所は2日、日向市内一円で不法投棄防止啓発キャンペーンを実施し、不法投棄などの不適切処理の防止を呼び掛けた。日向地区での開催は4年ぶりという。

 毎年9月24日(清掃の日)〜10月1日(浄化槽の日)を環境週間と定め、各地で廃棄物の減量化、リサイクルなどの啓発活動を実施してきた。2020年度からは、10月の「3R推進月間」に合わせて日向、延岡、高千穂地区が持ち回りでキャンペーンを行っている。

 この日は、同支部の加盟業者や3保健所、日向警察署、市役所などから62人が参加。日向保健所で啓発パレードの出発式を行った。

 日向保健所の林田哲也衛生環境課長は「不法投棄は減少傾向にあるが、依然として後を絶たない状況。引き続き防止、啓発活動への協力をお願いします」とあいさつ。

 佐藤支部長は「山間部や橋の下など見えない所に不法投棄されている。活動を通して撲滅を切に願う。循環社会に向けた小さな一歩が、より良い自然保護活動となることを願っている」と話した。

 その後、パトカー先導のもと、啓発用横断幕などを取り付けた車両計4台が出発。市内を巡回しながら啓発活動を行った。

 パレードと並行し、参加者らは、広域農道沿いや米の山登り口、伊勢ケ浜海水浴場北側の林など4カ所に分かれて、清掃活動も行った。

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