本紙掲載日:2023-10-05
(8面)

あぐりスクール-親子で楽しく枝豆収穫

8家族20人が参加した「あぐりスクール」。枝豆の収穫を楽しむ参加者(9月30日、延岡市川原崎町)
あぐりスクールで作った米を使ったおにぎりと県産の肉を味わったバーベキュー。地産地消にも触れた

バーベキューも-JA延岡

 親子での農業体験を通じて「食と農」について学ぶJA延岡(楠田富雄組合長)の「あぐりスクール」は9月30日、延岡市川原崎町の同JA本店であり、8家族20人が参加、枝豆の収穫や県産肉のバーベキューを楽しんだ。

 同スクールの日髙雄二教頭が「頑張って収穫して、地元で取れた枝豆をぜひ味わって」とあいさつ。その後、代表の子どもが「みんなのためのお約束」を元気いっぱいに唱和し、自然と食に感謝を込めた。

 7月にまいたタマネギの種が、猛暑続きで発芽せず。そこで、同JAの生活指導員らが枝豆を植え、水やりや草取りなどして育ててきたという。職員が枝豆について、「茶色に変わると大豆になる」「枝豆にはタンパク質やカリウム、ビタミンが含まれて栄養価が高い」と説明。子どもたちは早速、畑に入り枝豆の大きさや色、形を確認しながら丁寧に収穫した。

 その後、お待ちかねのバーベキュー。宮崎牛はじめ県産の鶏肉や豚肉、ピーマンなど地産地消に基づいた食材が準備された。また、おにぎりには昨年の同スクールで田植え、収穫した白米が使われ、子どもたちは「おいしい!」「お代わり!」と、大きく口を開けてうれしそうに頬張っていた。

 恒富小学校3年生の中村悠太郎さんは母、姉、弟の4人で参加。「あぐりスクールは、いろんなご飯がおいしく食べられたり、命の大切さも分かって勉強になる。きょう、仕事で来られなかったお父さんにもお肉をおいしく食べてもらいたい」と笑顔で話していた。

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