本紙掲載日:2023-10-05
(8面)

わが社のホープ−日向・細島地区立地企業から(5)

黒田工業ひゅうがリサイクルセンター・山本皓也さん

◆固形燃料製造に従事−脱炭素社会実現やりがい

−−入社の動機を教えてください。

高校に届いた求人票で会社の存在を知り、親に相談したところ、「リサイクルの仕事は将来性がある。受けてみたら」とアドバイスを受け、応募しました。工場を見学した際、社員の皆さんの一生懸命な姿も好印象でした。2016年4月入社で8年目になります。

−−どんな仕事をしているのですか。

廃棄物処理事業部で固形燃料製造に携わっています。工業系、農業系の廃プラスチック類、木くず、紙くず、古布などを混ぜて、圧縮成形して燃料を作ることが仕事です。
同じ工場から持ち込まれる同じ物でも、季節や天気によっては水分量などに差が出ます。混ぜる工程で柔らかくなりすぎると、機械トラブルの原因にもなりますので、常に原料の状態を見極めながらの作業となります。気を使いますが、その分うまく仕上がったときは格別ですね。できた燃料は主に製紙会社に出荷しています。

−−仕事は楽しいですか。

資源として使えない廃棄物を環境に優しいクリーンエネルギーとして再活用するという、まさに脱炭素社会に向けた取り組みです。循環型社会実現に向けた最前線の現場にいることに大きなやりがいを感じます。

−−会社のいいところは何ですか。

まだまだ覚えなければいけないことが多いのですが、先輩方が親身になって丁寧に教えてくれることです。中国のことわざから取った「10年先を思うならば、木を育てよ。100年先を思うならば、人を育てよ」の経営方針通り、本当に社員を大切にしてくれる会社です。
黒田實会長の存在も大きいですね。「リサイクル」という言葉が一般的でなかった時代に、いち早く農業用廃ビニールの回収と再生に取り組み、2017年春の叙勲で旭日双光章を受章されました。尊敬すべき経営者の下で働けるのは幸せです。

−−将来の夢を教えてください。

いろんな資格を取り、他の部署も経験しながら、周りから信頼される社員になりたいです。そして、これまで何かと心配をかけた家族を安心させたいです。

−−ひゅうがリサイクルセンターで働きたいと思う方へメッセージをお願いします。

福利厚生もしっかりし、国籍や性別、障害の有無を問わず、誰でも平等に働くことができます。リサイクルに興味がある方、一緒に汗を流しませんか。

【プロフィル】日向市生まれ。日向工高電気科卒。休日には県内外の道の駅を巡るのが趣味。

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