本紙掲載日:2023-10-06
(3面)

肉用牛生産農家守る対策求める

知事に緊急要望書を提出する県町村会の佐藤会長(右)=県町村会提供=

知事に緊急要望書提出−県町村会

 県町村会(会長・佐藤貢日之影町長)は3日、宮崎市の自治会館で、飼料や燃油、各種資材の価格高騰で厳しい経営を迫られる肉用牛の生産農家を守る対策の実施を求める緊急要望書を、河野知事に提出した。

 要望は、国や県でセーフティーネット対策の拡充が図られる中、今後も肉用牛生産農家が安心して経営を継続できるよう子牛価格や枝肉価格などの情勢の変化を見極めた上で、引き続き、国と県で連携した対策を講じることを求めた。

 また、最近の枝肉価格の低迷などに伴う子牛価格の下落は想定を大幅に超えることから、県独自の消費拡大キャンペーンを行うなどさらなる消費拡大対策を講じること。効率的かつ安定的な自給飼料作物の生産振興と利用に向けた対策の強化も盛り込んだ。

 同日開かれた町村会臨時総会で承認を得て実施。飼料などの価格高騰による生産コスト上昇、枝肉相場の低迷などを背景に、中山間地域の農業を支える農家の廃業などが懸念されることから緊急要望に至った。

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