本紙掲載日:2023-10-07
(7面)

尚学館小で運動会

3、4年生による「尚小エイサー」
懸命に綱を引く児童たち

白熱した展開に大歓声−延岡

 延岡学園尚学館小学校(佐々木雅彦理事長、堀田由美子校長、92人)の第14回運動会が1日、延岡市大峡町の同校で実施された。赤団、白団に分かれ、徒競走や選抜リレー、玉入れ、ボール運びリレーなどで競技。保護者や職員も交ざり、最後まで勝敗が分からない白熱した展開で盛り上がった。

 朝から降り続いた雨がやみ、1点差で迎えた後半。互いに一歩も譲れない中、迎えた綱引きでは、両団員「ワッショイ、ワッショイ」と声を張り上げながら、粘り強く争った。保護者、教職員の合同チームと全校児童で綱を引き合う試合もあり、軍配が上がったのは、まさかの全校児童チーム。大人たちは晴れやかな表情のままグラウンドに倒れ込み、周辺は笑い声に包まれていた。

 他にも3、4年生は「尚小エイサー」、5、6年生は「尚小ヒップホップダンス」と、趣向を凝らしたパフォーマンスも披露。最後を締めくくった団対抗リレーでは、各学年の選抜選手がコーナーを激走し、保護者らは精いっぱい駆け抜ける子どもたちの姿をカメラに収めながら、声援や拍手で激励した。

 結果は、競技得点で優勢だった赤団を、応援得点で白団が逆転し総合優勝。会場からは一時どよめきが上がり、大きな拍手で互いの健闘をたたえ合った。

 堀田校長は「大きなけがもなく、無事開催できたことが何より。一人一人が本当によく頑張っていて、甲乙付け難かったです」と総括。

 総合優勝に輝いた白団団長の平林大さん(12)は「みんなが声を出して、応えてくれてうれしかった。応援での逆転は、6年間で初めての出来事。最後にふさわしい、忘れられない運動会になりました」と笑顔だった。

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