神楽や夜桜などの写真１０枚

１３日まで・甲斐靖一さん作品展−延岡・虎彦サロン

　延岡市野地町の甲斐靖一さん（７７）＝にししなカメラ代表＝による写真展「豊潤」が、１３日まで同市幸町の虎彦サロン（風の菓子虎彦内）で開かれている。時間は午前９時〜午後７時。最終日は同５時まで。

　甲斐さんは中学時代に１２歳離れた兄からカメラを買ってもらったことをきっかけに、写真を撮り始めた。カメラ歴は６０年以上で、写真教室「絆」を同市、宮崎市、大分県佐伯市で開き、カメラの基本的な使い方やシーンごとの撮影技術などを指導。生徒の中にはさまざまなコンテストで上位に入る人もおり、甲斐さんは生徒の受賞が楽しみだという。そんな自身も受賞経験が多く、昨年には延岡市美術展覧会の写真部門で無鑑査になった。

　展示しているのは数年前に撮影した写真１０点。延岡上空で稲妻が横に走る瞬間を捉えたものや迫力のある高千穂町の岩戸神楽、佐伯市蒲江で撮影した夜桜など、どれも大きなサイズの写真で人目を引くものばかり。

　甲斐さんは「写真を見て何かを感じ取ってもらい、作品を作る人は作品の糧に、それ以外の人には心の糧になれば」と来場を呼び掛けている。