本紙掲載日:2023-10-10
(2面)

地震・津波−発生時の対応確認

地震、津波を想定し、イオン延岡店の屋上駐車場に避難する恒富小児童

恒富小とイオン延岡−合同で避難訓練

 大規模な地震や津波への適切な対応を確認しようと、延岡市立恒富小学校(平田政行校長、177人)は4日、学校に近いイオン延岡店(渡邉美津江店長)と合同で災害避難訓練を実施した。児童や同店、ホームワイド出北店の従業員ら総勢約500人が参加。市の避難場所に指定されている同店の屋上駐車場(海抜約17メートル)まで一斉に避難し、災害に備える意識を高めた。

 訓練は、震度6の地震が発生し、大津波警報が発令されたとの想定で実施。店内の総菜コーナーからの出火も想定し、消火対応の訓練など併せて行った。

 児童らは机の下に隠れた後、教科書で頭を守りながらグラウンドに集合。上級生は下級生の手を引きながら店舗まで移動し、誘導員の指示に従いながら、屋上につながるスロープを駆け上がっていった。

 6年の富井寿音さんは「誘導の方たちが立っていたので、経路も分かりやすかった。1年生と歩幅を合わせながら避難できた。もしもの時でも慌てずに避難できると思う」と感想。平田校長は「学校の近くに安全な場所があることは、ありがたい。子どもたちも、もしもの時の対応を確認できたと思う。今後もいろいろな面で協力を頂きたい」と呼び掛けていた。

 渡邉店長は「店舗内の防火体制、誘導の確認もできた。今後も、地域の方たちが安全に避難できる施設づくりに努めていく」と話した。

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