農業の人材確保に相談会

ベテラン農家などが就農応援

　県新規就農相談センターと県は１日、宮崎市のＪＡ・ＡＺＭホールで就農希望者を対象にした「みやざき就農応援相談会」を開いた。参加者のニーズに応えられるよう市町村や各地のＪＡ、ベテラン農家などがブースを設置し、研修や支援の内容などを伝えた。

　本県農業の将来を担う人材確保を目的に実施。会場には延岡、日向市など県内１６市町のほか、今回初めてとなる都城、小林市などの農業法人７社を合わせて３１ブースが設置された。

　総合相談のブースでは県職員らが参加者に農業を始めるまでの流れなどを説明。各市町の担当者は研修や農業用機械導入における補助など、それぞれが実施する支援策について話した。

　県担い手農地対策課によると、昨年の新規就農者は３８９人で２０１６年以来６年ぶりに４００人を下回った。年代別では、国の支援対象が４９歳以下であることから３０代、２０代、４０代の順に多かったという。