椎葉ひろみさん（日向）全国大会出場

ミセスオブザイヤー宮崎で優勝

◆知事を訪問−意気込み語る

　輝く人生を送る女性たちの生き方の祭典「ミセスオブザイヤー宮崎大会」で、エターナル部門（６１歳以上）のグランプリを受賞した日向市の椎葉ひろみさん（６６）が１０日、県庁を訪問し、河野知事にジャパンファイナル出場を報告した。

　大会は先月９日に宮崎市で開催。椎葉さんは３０歳ごろ、国指定難病の発症で視覚に障害を持った。車の運転などができなくなったが、「やれることは何でもやる」と４４歳で盲学校に入学。資格を取得し、日向市山手町に鍼灸治療院を開業した。

　現在、ジャパンファイナルに向け、仕事の傍らで姿勢や笑顔、スピーチの練習に励んでいる。目指すはグランプリ。「目が見えなくても、こんなにできるところを表現し、障害を持つ方々の目標になりたい」と意気込みを語った。

　椎葉さんは、ミセスオブザイヤー宮崎大会の他部門のグランプリ３人と、ミスターオブザイヤー九州大会のグランプリ１人と共に訪れた。受賞者らは１１月４、５日に東京都で開かれるジャパンファイナルに出場し、世界大会出場を目指して競う。

　インターネット上で行うジャパンファイナルの事前投票も１０日からスタート。１５日まで。得票数が結果に影響するため、椎葉さんは「ぜひ投票をお願いします」と呼び掛けている。