本紙掲載日:2023-10-11
(7面)

活動への助言受ける−延岡・西階中

地域の人からアドバイスをもらう3年生

地域の人交えて座談会

v 延岡市立西階中学校(川原寛幸校長、303人)の3年生96人は、総合的な学習の時間を利用して地域貢献活動「西階地域活性化プロジェクト」を進めている。その一環として4日、同校で地域の人を交えた座談会を行った。

 同プロジェクトは、西階の良さを地域内外に発信するとともに、課題を解決して西階をより良く発展させることが目的。生徒は、1学期から四つのプロジェクトに分かれて取り組んでいる。

 座談会には各プロジェクトの代表生徒が参加。学校運営協議会委員、NPO法人学校支援のべおかはげまし隊、市役所の職員が来校し、プロジェクトごとに分かれてアドバイスした。

 四つのプロジェクトのうち「タウン誌Nishishinaプロジェクト」は、西階地区の良いところやお勧めスポットなどを紹介するタウン誌作成を計画。生徒が「取材を断られる」「印刷代が高い」など、困っていることを相談すると地域の人が解決策を提案。また、地域の人は「西階地区周辺は幼稚園から大学まである文教のまちで、環境に恵まれている」「西階は昔と雰囲気が変わっている。今と昔を比べると面白いのでは」などと助言し、生徒は真剣に耳を傾けながらアドバイスをメモしていた。

 最後に、地域の人を代表して学校運営協議会委員の松田満男さん(67)が「地元を発展させるために考えていることをうれしく思う。アドバイスが少しでも参考になれば」と話した。

 タウン誌のプロジェクトを進める甲斐啓眞さん(14)は「西階地区の歴史や町の開発について初めて知った。そのようなことを知らない人に発信して、西階の魅力を知ってほしい」と話していた。

 その他のプロジェクトは、西階に合宿予定のラグビーチーム・静岡ブルーレヴズを迎えるためにできることを計画中の「ラグビー選手の土台になろう」、西階地区内をきれいにするため公園の遊具を点検する活動を計画中の「クリーニングプロジェクト」、同地区のごみ拾いや清掃を通して地域への恩返しを計画中の「西階地域への恩返し」がある。

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