本紙掲載日:2023-10-11
(2面)

犯罪のない「安心の街」へ

延岡地区地域安全大会で機運醸成

 秋の全国地域安全運動(11〜20日)を前に、延岡地区防犯協会(野中玄雄会長)と延岡警察署(黒瀬信太郎署長)による延岡地区地域安全大会が7日、野口遵記念館で開かれた。関係者ら約450人が出席し、地域での地道な取り組みに感謝するとともに安心安全なまちづくりに向けての機運を高めた。

 式典では、全国防犯協会連合会と県防犯協会連合会の防犯功労者表彰を受けた4人に賞状を伝達。延岡地区防犯協会の地域安全功労者として個人11人と1団体にもそれぞれ表彰状や感謝状を贈った。

 また、子どもや女性を対象とした犯罪や特殊詐欺被害など日常生活を脅かす事件が依然として多く発生する中、全国統一スローガン「みんなでつくろう安心の街」の下で、安全で安心して暮らせる地域社会の実現を目指す大会宣言文が読み上げられ、出席者の拍手で採択された。

 同署生活安全課地域安全係長の大石哲生さんによる講話もあり、管内で被害が拡大する特殊詐欺の事例や手口、その対策について説明。「電話やメールで、お金の話が出たら詐欺。大切に築いてきた財産を、1円たりとも犯罪者に渡さないようにして」と力強く呼び掛けた。

 後半はアトラクションとして、協賛事業所などからの提供商品が当たるお楽しみ抽選会を実施。県警音楽隊の演奏も披露され、迫力満点のパフォーマンスで大会に花を添えた。

 野中会長は「普段から地域の安全のために取り組むボランティアの方々の活動は非常にありがたいもの。改めて、平和や安全の尊さを身に染みて感じている」と話していた。

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