本紙掲載日:2023-10-12
(7面)

温かな音色で魅了−日向クラシックギタークラブ

発足20周年の記念コンサート

 日向クラシックギタークラブ(浜口英章代表、19人)は8日、延岡市の野口遵記念館で発足20周年を記念した「メモリアルコンサート2023」を開いた。友情出演やゲスト出演も加わって豪華に演奏。ギターならではの温かな音色を、観客は体を揺らしたり、手拍子をしたりして楽しんだ。

 クラブは、日向市の自主講座が前身となり2004年に発足。同市を中心に県北の30〜70代の19人が参加しており、発足から関わっているギタリスト・上ノ山修さんの指導の下、月3回、練習に励んでいる。

 これまで定期演奏会は、日向市総合文化祭の一環として同市内で開催してきた。今年は、クラブ内で「20周年の節目に、新しくなった野口遵記念館で演奏したい」との声が上がったことから、初めて同館で企画した。

 第1部は、友情出演の大分ギター合奏団によるステージで、「歓喜」(GF・ヘンデル)などクラシック5曲を演奏。第2部は上ノ山さんを含む2〜4人の小編成ステージで、ギター4重奏のほか、フルートやマンドリンと名曲を奏でた。

 このうちフルートとのアンサンブルでは、延岡市出身のフルート奏者・西山美里さんがゲスト出演。上ノ山さんが奏でる柔らかなギター伴奏に、西山さんの繊細な音が際立ち、観客を魅了した。

 日向クラシックギタークラブによるステージとなった第3部では、映画「ひまわり」のテーマ、「ニュー・シネマ・パラダイス」など耳なじみのある曲を中心に7曲演奏。最後は、大分ギター合奏団の団員も加わり、「花は咲く」と「上を向いて歩こう」の2曲を奏で、口ずさむ観客の声も加わって大合奏となった。

 浜口代表(56)は、「たくさんのお客さんに入っていただき、『クラシック音楽に触れることができて良かった』といった声も頂くことができた。成功して良かったです」と話していた。

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