本紙掲載日:2023-10-12
(7面)

19日から、最後の作品展

展示会に向けてベッドカバーの制作を進める堤代表(後列左)と教室生

キルトショップ・ログハウス−延岡

 延岡市永池町のキルトショップ・ログハウス(堤和子代表)は、19日から22日まで同市東浜砂町の延岡総合文化センター展示室で「パッチワーク・キルト展」を開く。33回目を迎える展示会だが、高齢化を理由に今回で一区切り付ける予定。来場を呼び掛けている。

 展示会には、市内外から同ショップのパッチワーク教室に通う30〜90代の52人と堤代表(73)が手掛けた作品約300点を展示。「ウエルカムハッピー」がテーマで、手縫いやミシンで仕上げたタペストリーやバッグのほか、200センチ×220センチの大作・ベッドカバーも展示予定という。

 「リバースアップリケ」という手法で作った壁飾りは「リンゴの木」がモチーフ。色、デザインさまざまな30点ほどが並ぶ予定で、テーマの「ハッピー」から連想し、それぞれの作品に仕込まれたハート形を探すのも楽しみの一つだ。

 多い時には130人いた教室生は、高齢化に伴って半数以下となり、30年以上続けてきた作品展を終えることを決断したという。しかし、「パッチワーク・キルトの火は消したくない」と堤代表。今後も教室を続けながら、教室生に対しては2人展や3人展などの小規模な展示会を開けるように支援していくという。

 期間中は、教室生が作った小物などの販売も行い、益金は福祉活動などに寄付する予定。「同じ物が1枚とないオリジナルの作品ばかりで、見応えがあると思う。思いがこもった作品一つ一つの題名も見てもらいながら、楽しんでほしい」と話している。

 開場は午前10時〜午後5時(最終日は同4時まで)。問い合わせ先はキルトショップ・ログハウス(電話延岡32・0222)。

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