本紙掲載日:2023-10-14
(1面)

平和の尊さ次世代へ

日向市戦没者追悼式(14日午前、日向市中央公民館)

14日第71回日向市戦没者追悼式

 第71回日向市戦没者追悼式が14日、市中央公民館で行われ、県や市、遺族会の関係者ら約60人が参列し、戦争で犠牲になった1789人を悼んだ。コロナ禍などの影響で遺族らが出席しての式典は5年ぶりの実施。主催は同追悼奉賛会(会長・十屋幸平市長)。

 参列者全員で黙とうをささげた後、主催者を代表して十屋市長が追悼の言葉。「歴史を顧み、先人たちの英知を結集し、改めて平和の大切さを訴えていかなければならない。戦争を決して繰り返すことなく、今を生きる、あすを生きる世代のために未来を切り開いていく」と宣誓した。

 市遺族連合会の新名敏文会長(73)が「今日の平和と繁栄が、皆さま方の尊い犠牲の上に築かれたものであることを決して忘れることなく、戦争の悲惨さ、平和の尊さを次世代に継承していくことが私たちの使命」と述べた。

 その後、主催者、来賓をはじめ遺族らも献花台に菊を供え、静かに手を合わせた。

 市によると、西南戦争以降の戦没者は旧日向市1369人、旧東郷町420人の計1789人となっている。

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