本紙掲載日:2023-10-14
(7面)

入選の佐藤和さん(旭小4年)に表彰伝達

日本新聞協会新聞配達に関するエッセーコンテスト

◆曽祖母から新聞のバトン

 日本新聞協会の「第30回新聞配達に関するエッセーコンテスト」小学生部門で入選した延岡市立旭小学校4年の佐藤和(なごみ)さん(9)への表彰伝達式が13日に行われた。日本新聞協会販売委員会からの表彰状を夕刊デイリー新聞社の松永和樹社長が伝達した。

 和さんは、曽祖母の美代子さん(故人)が営んでいた夕刊デイリー新聞販売店が知人への事業承継を経て現在も配達を続けていることや、記事を読む人たちの考え方の違いなどに関心を寄せ、それらを「新聞のバトン」と表現。新聞の魅力などをつづり、高く評価された。

 校長室で行われた伝達式には、和さんと母真実さん(43)、早田茂美校長、夕刊デイリー新聞社関係者らが出席した。

 和さんに賞状を手渡した松永社長は、夕刊デイリー新聞が今年創刊60周年を迎えたことに触れて、「販売や配達業務で夕刊デイリーを支えてくださった美代子さんをエッセーで紹介していただき感謝しています。私たちの新聞社の創刊60周年という大きな節目に花を添えていただきました」と謝意を伝えた。

 エッセー執筆のため母親の真実さんに〃取材〃したという和さんは「(自分が生まれた時には亡くなっていたので)ひいおばあちゃんに会ってみたいという思いが強くなりました」と話した。

 真実さんは「以前、私の母(美代子さん)のことを話をしたことがあります。強く印象に残っていたんだなと思いました」。早田校長は「普段から表現力を高める教育を心掛けています。今回の受賞は和さんの自信につながるはずです」と喜んでいた。

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