本紙掲載日:2023-10-16
(2面)

最優秀賞に諸塚村林研グループ会議

活動発表する諸塚村林研グループ会議の堀さん

県北3地区が活動発表−森林・林業フォーラム

 県林業研究(林研)グループ連絡協議会(中武智和会長、437人)は11日、宮崎市内で森林・林業フォーラムを開いた。県北3地区(諸塚、東臼杵北部、東臼杵東部)の活動発表があり、諸塚村林研グループ会議が最優秀賞を受賞。九州地区交換研修大会への出場が決まった。

 フォーラムは、森林・林業に関する専門的な学習と林研グループ会員相互の連携強化を目的に開催している。

 活動発表は、同会議の堀泰さんが「早生(わせ)樹種(センダン)育林活動の次なる挑戦〜村産センダンの製品化に向けて〜」、北方町林研グループ連絡協議会の小野守男さんが「中山間地域の近未来と林研活動」、美郷町南郷林研グループの中田昴希さんが「林研の森から始まった林研活動とこれからの林業」と題して行った。

 このうち、堀さんはスギやヒノキより早く育つセンダンの育林活動を通して、加工品で約8万円の収益を上げたことやセンダンに対する村民の関心が高まったことなどを紹介。「日本初、世界初のFSC認証材登録と出荷を目指したい」などと目標を語った。

 最優秀賞は、参加者の投票と審査員の得点で決まり、審査員からは苗木から製品化までの取り組みなどが評価された。

 この日は会員ら約150人が参加。日本森林技術協会九州事務所の研究員による講演会も行われた。

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