本紙掲載日:2023-10-17
(6面)

運転免許取得までの手続き知る

運転シミュレーターでハンドル操作を疑似体験
教習車の見学では、バイクにまたがる経験もした

延岡しろやま支援学校の職業コース生

◆延陵自動車学校で校外実習

 県立延岡しろやま支援学校(出水悌二校長、172人)のたいよう部門高等部職業コースの2、3年生14人は12日、延岡市松山町の延陵自動車学校で校外実習を行い、免許取得までの流れなどを学習した。

 企業での一般雇用を目指す「職業コース」では、運転免許取得を希望する生徒が多いという。

 延陵自動車学校では、技能検定員の小林揚平さん(36)が、入学後の教習の流れ、技能検定と学科試験があることなどを説明。「特に学科でつまずいてしまう人が多いので、勉強を頑張ってください」とアドバイスを送った。

 続いて、実際の教習でも使われる「運転シミュレーター」に乗り込んで、車の操作を疑似体験。エンジンをかける練習で鍵を回すと、動作に合わせて始動音とともに座席が振動し始め、生徒は初めての感覚に興奮していた。右折左折時に内側に手をかけて操作する「内掛けハンドル」がいかに危険かという解説もあり、生徒たちは真剣な表情で話に耳を傾けていた。

 そのほか、教習車の助手席と後部座席に乗り込んで教習コースを試走したり、教習バイクを見学したりする時間も設けられた。

 南原莉壱さん(3年)は「免許を取りたいと思っているので、いい勉強になりました。バイクに乗れたことが特にうれしかったです。きょうの経験を免許取得に生かします」と感想。

 その後は、同市川原崎町のガーデンベルズ延岡で行われた企業合同就職面接会に参加。障害者の雇用を検討している22社が集まり、同校の3年生4人が他の参加者と共に履歴書を持って面接に臨んだ。

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