本紙掲載日:2023-10-18
(3面)

県産材の利用に貢献−延岡市の2施設に感謝状

感謝状を受け取る山本副市長

みやざき木づかい県民会議

 みやざき木づかい県民会議(会長・河野俊嗣知事)の2023年度総会は16日、宮崎市のニューウェルシティ宮崎で開かれた。本県林業の活性化や県産材利用に貢献した団体・個人への表彰式があり、県北関係では施設部門で延岡市の野口遵記念館と延岡城・内藤記念博物館が感謝状を受けた。

 野口遵記念館は、記念館のホールに同市産のスギやヒノキを使用。ホールの壁面にはあゆやなをモチーフにした意匠の木ルーバーを全面的に設置し、豊かな音響をつくり出すと同時に木の素材感で温もりのある明るく上品な空間を演出している。

 延岡城・内藤記念博物館の和室棟は、市民が気軽に訪れることができる憩いと交流の場所とするため、建物と日本庭園が一体となるよう配置を計画。構造材から化粧材すべてに市産材を活用し、温かみのある空間に仕上げられている。

 総会には、県木材協同組合連合会や県森林林業協会などの担当者ら約40人が出席。本年度は施設部門3施設、人材部門1人、普及啓発部門4個人団体を表彰し、延岡市の2施設については、山本一丸副市長が河野知事から感謝状を受けた。

 河野知事は「皆さんの尽力に感謝しながら、20、30、40年先を見据えて取り組みを進めていきたい」とあいさつした。また、木育授業や木育指導者育成などの事業を実施する本年度の計画についての報告も行われた。

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