本紙掲載日:2023-10-19
(6面)

わが社のホープ−日向・細島地区立地企業から(7)

日向製錬所・赤木俊貴さん

◆人工砂製品の営業担当−安全意識の高い職場自慢

−−入社のきっかけを教えてください。

もともと県外で働いていたのですが、家庭の事情で日向に帰ることになり、ハローワークで見つけたのが日向製錬所の求人でした。職種が高校で学んだことが生かせる経理だったこと、安定した会社ということも魅力でした。20歳で入社し、9年目になります。

−−どんな仕事をしているのですか。

商品名が「グリーンサンド」という人工砂製品の営業担当です。弊社はニューカレドニア産のニッケル鉱石を基に、ステンレス鋼の原料となるフェロニッケルを製造しており、その製錬過程でできる副産物がグリーンサンドです。港湾工事の際に強度を保つための中詰め材に使われたり、配管工事後の埋め戻し材などにも利用されています。
西日本一帯の販売代理店を回り、もっと取扱量を増やしていただけるよう交渉したり、新規の代理店を開拓したりする重要な任務です。

−−やりがいを感じるのはどんなときですか。

経理などを経て昨年11月に今の部署に移り、まだまだ覚えることがあって大変ですが、商材は現場の人たちが一生懸命に作った製品です。そうした思いを背負って売り込んだ結果、新しい契約にこぎ着けたときが一番うれしいですね。

−−会社のいいところを教えてください。

安全面の取り組みがしっかりしているところです。社長自ら現場の細かいところまで点検し、社員の声を吸い上げています。また、必要な改善があればすぐに対処する仕組みが整っています。定期的な安全パトロールも徹底されています。
職場環境も良好です。経験豊富な先輩方が一から丁寧に指導してくださり、少しずつですが成長を実感しています。会社として海岸清掃活動や地域の方々との交流など、社会貢献活動にも力を入れているんですよ。

−−どんな社員になりたいですか。

与えられた仕事に真剣に向き合い、必要な資格も取りながら早く一人前になることです。先輩に追い付き追い越せです。

−−日向製錬所で働きたいと思う方へメッセージをお願いします。

フェロニッケルはステンレス鋼に生まれ変わり、家庭用品や住宅建材など幅広く使用されています。グリーンサンドも天然砂の代替として社会基盤の一翼を担っています。いろんな部署があるので、やりたいことがきっと見つかるはずです。ぜひ一緒に働きませんか。

【プロフィル】日向市生まれの富島高卒。ソフトテニス男子団体で県大会3位が思い出。趣味は魚釣り。

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