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県立延岡病院を核に交流
県立延岡病院(県病院)を核とする県北地域医療機関の関係強化を目指す交流会「連携の集い」が17日、延岡市紺屋町のエンシティホテル延岡で開かれ、日向市、東臼杵、西臼杵を含む県北全域から関係者約160人が一堂に会した。 交流会は、県病院の呼び掛けで2019年にスタートしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で今回は4年ぶりに2回目を開催。救命救急センターと、今年度新たに開設、または増設予定の5センターについて役割や今後の展望が紹介された。 このうち、救命救急センター長の金丸勝弘医師は、5月に県病院の大規模な電気設備改修工事に伴う停電対策として初めて、救命センター機能を延岡共立病院(山月町)に臨時移転した際の対応を報告した。 3日間で10人の救急を受け入れ、初日には急性大動脈解離の患者2人をヘリ搬送。指の切断や顔面多発骨折、重症肺炎などにも対処した実績を振り返った。 金丸医師は、県病院の停電期間中に救急受け入れを停止するのは簡単だが、自治体病院として「救える患者を無視することは無責任ではないか」との考えで連携した経緯を紹介。 延岡共立病院の大きな支援で「実現不可能を実現できた」と関係者の志をたたえ、県北医療の発展に向け「一緒に働く医師を育てていきたい」と力を込めた。 7月に1階から7階へリニューアル移転したリハビリテーションセンター長の小薗敬洋医師は、見晴らしが良くなったことが利用者にもいい影響を与えていることや、今月から土曜リハを開始したことを報告。 同センター跡に外来化学療法室が移設する形で今月2日にオープンした化学療法センター長の外山孝典医師は、がん治療で化学療法や免疫療法など最先端の技術を提供できるとして、「さらに皆さんの期待に応えられるよう頑張りたい」と抱負を語った。 近く、高精細な血管撮影装置を備えたハイブリッド手術室を整備する心臓脳血管センター長の山本展誉医師は、「県内では3カ所目。治療のステージも上がり救急にも役立つ。10年先を見据えた立派な施設」と評価。 研修医受け入れ体制強化のため1日に開設した臨床研修センター長を担う土居浩一副院長は「一人でも多くの若い医師に県北で経験を重ねていただき、将来戻ってきて医療活動の一役を担ってもらえるような体制を整えたい」と展望を掲げた。 同じく、開設間もない総合診療センター長の松田俊太郎医師は、他地域で勤務してきた経験から、「県病院は本当に(救急の受け入れを)断らず、必ず全診療科で支援するのも随一」と絶賛。総合診療科医が育つ素地が整っていることを喜んだ。 この後、出席した開業医や勤務医、看護師や、市・郡医師会、福祉分野の関係者らは食事を囲んで歓談。 県病院の寺尾公成院長は「ドクターカー導入をはじめ、コロナ禍の4年間で県病院も変化を遂げた。今年度もソフト面、ハード面ともに進化しているのでご理解いただき、県北の先生方との連携がさらに深まれば」と期待を込めていた。
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県立延岡病院を核に交流
県立延岡病院(県病院)を核とする県北地域医療機関の関係強化を目指す交流会「連携の集い」が17日、延岡市紺屋町のエンシティホテル延岡で開かれ、日向市、東臼杵、西臼杵を含む県北全域から関係者約160人が一堂に会した。
交流会は、県病院の呼び掛けで2019年にスタートしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で今回は4年ぶりに2回目を開催。救命救急センターと、今年度新たに開設、または増設予定の5センターについて役割や今後の展望が紹介された。
このうち、救命救急センター長の金丸勝弘医師は、5月に県病院の大規模な電気設備改修工事に伴う停電対策として初めて、救命センター機能を延岡共立病院(山月町)に臨時移転した際の対応を報告した。
3日間で10人の救急を受け入れ、初日には急性大動脈解離の患者2人をヘリ搬送。指の切断や顔面多発骨折、重症肺炎などにも対処した実績を振り返った。
金丸医師は、県病院の停電期間中に救急受け入れを停止するのは簡単だが、自治体病院として「救える患者を無視することは無責任ではないか」との考えで連携した経緯を紹介。
延岡共立病院の大きな支援で「実現不可能を実現できた」と関係者の志をたたえ、県北医療の発展に向け「一緒に働く医師を育てていきたい」と力を込めた。
7月に1階から7階へリニューアル移転したリハビリテーションセンター長の小薗敬洋医師は、見晴らしが良くなったことが利用者にもいい影響を与えていることや、今月から土曜リハを開始したことを報告。
同センター跡に外来化学療法室が移設する形で今月2日にオープンした化学療法センター長の外山孝典医師は、がん治療で化学療法や免疫療法など最先端の技術を提供できるとして、「さらに皆さんの期待に応えられるよう頑張りたい」と抱負を語った。
近く、高精細な血管撮影装置を備えたハイブリッド手術室を整備する心臓脳血管センター長の山本展誉医師は、「県内では3カ所目。治療のステージも上がり救急にも役立つ。10年先を見据えた立派な施設」と評価。
研修医受け入れ体制強化のため1日に開設した臨床研修センター長を担う土居浩一副院長は「一人でも多くの若い医師に県北で経験を重ねていただき、将来戻ってきて医療活動の一役を担ってもらえるような体制を整えたい」と展望を掲げた。
同じく、開設間もない総合診療センター長の松田俊太郎医師は、他地域で勤務してきた経験から、「県病院は本当に(救急の受け入れを)断らず、必ず全診療科で支援するのも随一」と絶賛。総合診療科医が育つ素地が整っていることを喜んだ。
この後、出席した開業医や勤務医、看護師や、市・郡医師会、福祉分野の関係者らは食事を囲んで歓談。
県病院の寺尾公成院長は「ドクターカー導入をはじめ、コロナ禍の4年間で県病院も変化を遂げた。今年度もソフト面、ハード面ともに進化しているのでご理解いただき、県北の先生方との連携がさらに深まれば」と期待を込めていた。