本紙掲載日:2023-10-21
(2面)

新型コロナ週刊トピック

感染者数、前週比42%減−県内

◆入院患者数も14人減−重症者ゼロに

 県の感染症週報第41週(9〜15日)によると、県内で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者数は定点当たり3・07人で、前週比42・1%減と5週連続で前の週を下回り、5月下旬並みまで減少しました。18日時点の入院患者数は前週から14人減って41人となり、重症者も4週間ぶりに0人となりました。

◆延岡・西臼杵−注意喚起区分が解消

 県が区分する7医療圏域のうち、延岡・西臼杵の感染者数は定点当たり4・00人で、前週から50・6%減少しました。4段階で色分けした感染状況で上から4番目となる「黄圏域」の基準値(定点当たり5人以上)よりも少なくなり、17週間ぶりに注意喚起の区分から外れました。

 日向・東臼杵も21・1%減の同2・50人で、県内ではほかに小林・えびの・西諸県(定点当たり1・25人)、日南・串間(同1・40人)、宮崎・東諸県(同2・11人)、西都・児湯(同4・17人)も感染状況が落ち着きました。都城・北諸県(同5・20人)のみ、黄圏域となっています。

 県内の定点医療機関から報告された新規感染者数の年代別割合は多い順に、10〜14歳が17%▼30代13%▼5〜9歳と70代が各11%▼5歳未満と40代が各10%▼60代8%▼20代と80代以上が各6%▼15〜19歳と50代が各4%でした。

 県が定点報告数を基にした推計感染者数は1日当たり132人で前週の228人を下回り、5週間連続で減少しました。全国平均も定点当たり3・76人で、前週の5・20人を下回り安定しています。

◇延岡市の独自集計、減少続く

 延岡市が独自に集計している新型コロナ感染者数の週報によると、先週1週間(9〜15日)の合計は102人で、前週の164人から62人(37・8%)減少しました。日別では、9日15人▽10日27人▽11日14人▽12日19人▽13日16人▽14日9人▽15日2人となっています。

 県の週報でも延岡保健所管内は定点当たりの新規感染者集が3・86人で、黄圏域だった前週の同8・71人から大幅に減少しました。ただ、依然としてインフルエンザは流行注意報レベル基準値を超えています。

 インフルエンザがこのまま減りきらなければ、冬場に感染者が急増する恐れがあるほか、新型コロナとの同時流行も懸念されるため、市はワクチン接種の検討や常備薬(解熱剤、せき止めなど)の準備を勧めています。

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