本紙掲載日:2023-10-24
(7面)

こばと保育園(延岡)特別賞受賞

ひまわりのせいくらべコンテスト

◆高さ3メートル16センチまで成長、寄せ書きも高評価

 全国の保育園や幼稚園、小中学校などがエントリーし、それぞれヒマワリの種を栽培して高さなどを競う「ひまわりのせいくらべコンテスト」の結果がこのほど発表された。年長児たちが育てたヒマワリが最大3メートル16センチの高さにまで成長した延岡市大武町の認定こども園「こばと保育園」(眦腑泪汽莟狡后砲、特別賞・因島商工会議所会頭賞に輝いた。2014年から応募を続けて初の特別賞受賞に、園内は喜びの声であふれている。

 コンテストは、子どもたちに植物の可能性や自然を大切にする心を養ってもらおうと、同実行委員会が主催し、広島県の因島商工会議所、因島観光協会、因島郷心会、万田発酵が協賛して実施している。

 主催者から申し込みがあった施設へジャンボヒマワリの種が申し込み人数分送られ、子どもたちが畑に植えて育てる。一番高く育ったヒマワリの高さを計測し、寄せ書きを作成して応募する。今年も全国のおよそ1000の施設から応募があった。

 特別賞に選ばれたのは、このうちわずか9校。こばと保育園は今回、ヒマワリの高さだけでなく、開花までの経過を記した成長記録(寄せ書き)のアイデアも高く評価された。

 成長記録は、世話をしてきた年長「ひまわりクラス」の園児たちの絵日記を、すごろく形式で貼付。5月の種植えをスタート地点とし、ゴールである開花に向かって「はやくめがでてほしいな」「ひまわりがすこしおおきくなっていたよ」など、成長を見守る子どもたちの素直な感想が日付順に並べられている。また、道中には「めがでないスタートちてんにもどる」「くさとりで1かいやすみ」など、すごろくらしい遊び心も。

 安藤保子副園長は「ヒマワリがきれいに咲いて枯れるまで、一連の命の営みに触れ、子どもたちも大きく成長したように思います」。肥料は毎年、特別工夫しているわけではないそうで「ヒマワリが大きく育つかどうかは、運の要素が大きい。とりあえず、来年も3メートルを超えられるように、楽しみながら続けていきたいです」と笑顔で話した。

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