本紙掲載日:2023-10-25
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静岡ブルーレヴズ−西階中3年生が歓迎

クラブを歓迎する横断幕と、製作した西階中3年生

横断幕、名鑑を手作り

 静岡ブルーレヴズを歓迎しようと、練習拠点の西階運動公園近くにある西階中(川原寛幸校長)の3年1組33人は、横断幕と選手名鑑を作製した。生徒たちは「魂を込めて作りました。来年もまた来たいと思ってもらえるよう応援します」と話している。

 総合的な学習の時間に取り組む「西階地域活性化プロジェクト」の一環。各クラスが地区内のタウン誌作製、清掃活動などを実施。3年1組は「ラグビー選手の土台になろう」と題し、出迎えの品を手作りした。

 横断幕はクラブのエンブレムと、校章からデザイン。矢野陽菜多さんは「水をこぼしたり、足跡が付いたり、失敗やハプニングもありましたが、絵の具も全部使って気持ちを込めて描き、みんなの仲も良くなりました」と取り組みを振り返った。

 選手名鑑は、全選手のプロフィルや似顔絵など情報満載。染矢大晟君は「選手のことを少しでも分かってもらうために、趣味や経歴をまとめました。全員で協力できました」。合宿中の練習見学も予定しており、選手に手渡す日を楽しみにしていた。

 市保健体育課によると、横断幕は宿舎の食事会場に掲示するという。


◆26日から13日間−5年連続の延岡合宿

 国内最高峰のNTTジャパンラグビーリーグワンで戦うプロクラブ「静岡ブルーレヴズ」の延岡合宿が、26日から11月7日まで延岡市西階球技場で行われる。練習は無料で一般公開され、延岡市出身の堀川隆延アシスタントコーチ(AC)は「日本一を獲得できるよう突き抜けて成長、進化したい。お気軽に西階へ」と多くの来場を呼び掛けている。

 ラグビーW杯日本大会が開催された2019年、前身の「ヤマハ発動機ジュビロ」として延岡合宿がスタート。クラブは22年に発足したリーグワンに合わせプロ化し、ブルーレヴズとなってからも毎年来延し、今回が5年連続5回目の合宿となる。

 静岡は今年8月、19年や今年のW杯で日本代表強化委員長・ディレクターを務めた藤井雄一郎氏が監督に就いた。

 堀川ACは「19年W杯のレガシー(遺産)を延岡に残したいと延岡東高の同級生から相談されたことがきっかけ。気候、芝生は素晴らしく、食事のおいしさ、人の温かさが魅力。5年連続の合宿実現に大きな喜びを感じている」とコメントしている。

 開催中のW杯フランス大会で活躍する日本をはじめ各国代表選手が多く参戦するリーグワンは12月9日に開幕。全16試合があり、静岡は3月9日、大分市のレゾナックドームで横浜キヤノンイーグルスとの対戦も予定されている。

◆約70人が来延練習一般公開

 選手50人を含む総勢約70人が来延する。練習公開は主に、午前10時からと午後4時からの各1時間。詳細や注意事項は延岡市ホームページで確認できる。

 27日午後6時から、エンシティホテル延岡(紺屋町)で歓迎セレモニー、11月4日午前11時からは市内小中学生を対象としたラグビークリニックが予定されている。

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