本紙掲載日:2023-10-25
(3面)

談話室−県自動車整備振興会延岡支部

車の点検・整備は認定工場で定期的に

 「車は機械。不具合は自然には治りません。安心安全維持のため、資格を持った認定工場での定期的な点検・整備をお願いします」――と呼び掛けるのは県自動車整備振興会延岡支部の中矢俊洋支部長(53)=中央ホンダ=。

 国認証の自動車整備工場、指定工場で組織されている同振興会。延岡支部役員の中矢支部長、小田昭副支部長(52)=小田自動車=、村田大輔副支部長(53)=親和自動車整備工場=、迫明博副支部長(49)=迫自動車整備工場=、江上信介青年部長(45)=デンソー宮崎=。

 5人は、4期8年にわたって延岡支部を先導した菊池良和前支部長に対して、「次世代育成に注力されていました。私たちも40代半ばから多くの経験を積ませてもらいました」と謝意を述べる。

 変革の過渡期にある自動車業界。次々と新技術が登場する中、整備・点検を行う側の対応もより高度化、多様化している。

 支部会員らは現在、来年10月から新たに導入される「自動車の電子的な検査(OBD検査)」に向けて、必要な設備の準備や講習の受講などに余念がない。「電気自動車の普及もあり、新たな資格等も必要になってきています」(中矢さん)。

 会員企業の高齢化や事業承継など振興会に立ちはだかる問題は少なくないが、活動の根幹である車社会の安全確保は最優先事項の一つ。

◇28日に点検教室

 28日には、コロナ禍の影響で4年ぶりとなる「マイカー点検教室」を開催する。日常点検やトラブルへの対処法などをプロの整備士が指導し、相談にも応じる。

 会場は大貫町のマルイチ大貫店。時間は午前10時〜11時半。参加無料。アンケート回答者への商品券進呈もある。

 中矢さんは「コロナ禍の影響で4年ぶりの開催。気軽に参加し、快適なカーライフを楽しんでもらえれば」と来場を呼び掛けている。写真は前列右から村田副支部長、中矢支部長、小田副支部長、後列右から迫副支部長、江上青年部長。

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