違反建築防止週間で一斉パトロール

県、延岡市など

　県と延岡市、日向市、宮崎市、都城市は２０日、違反建築防止週間（１５〜２１日）に合わせた一斉建築パトロールを実施した。市域ごとに一般住宅を中心とした建築現場計１１４件を立ち入り検査した結果、違反建築物はなかった。

　県建築住宅課によると、県（土木事務所や西臼杵支庁）と各市の担当職員、消防、建築関係団体の技術者ら計１１７人が１７班に分かれて巡回。現場ごとに施工状況報告書の提出、完了検査の実施、確認表示板への工事管理者の表示がされているか、などを点検した。

　この結果、悪質な違反はなかったが、確認表示板が基準通りに設置されていなかった現場が４件あり、その場で指導。同課は「週間中に限らず、今後も各項目の是正を推進するとともに、良好な市街地環境の形成と建築物の質の向上に努めたい」としている。