本紙掲載日:2023-10-26
(9面)

ボディービル日本一

ウィメンズボディシェイプで優勝した中山さん
メンズボディビルオーバー60で優勝した後藤さん

中山正子さん(女性ボディシェイプ部門)、後藤徳仁さん(男性60歳以上部門)

◆延岡トレーニングクラブの2人

 「第67回全日本ナチュラルボディビルディング選手権大会(全日本ナチュラルボディビルディング連盟主催)」は1日、兵庫県神戸市神戸町ポートオアシスであった。延岡トレーニングクラブ(延岡市岡富町)の中山正子さん(57)が「ウィメンズボディシェイプ部門」、後藤徳仁さん(66)が「メンズボディビルオーバー60部門」で日本一に輝いた。(写真はいずれも提供写真)

 筋肉増強剤などを使用せずにトレーニングを行う選手が参加する大会。中山さんは世界大会への出場が決まり、ベストポーザー賞も受賞。同クラブの河野幸代さんがウィメンズボディシェイプ部門で2位、同時開催の第4回関西オープンメンズフィジーク部門で、河野純希さん(同クラブ)が5位に入賞した。

◆世界大会出場へ−中山正子さん

 中山さんは11月18日にシアトルで開催される世界大会への出場が決まっており、「世界の舞台は今まで競技を続けてきたご褒美。今年は課題を見つける年として挑み、来年につなげたい。とても楽しみ」と意気込んだ。

 ボディービルに出合ったのは高校2年生のころ。学校で実施される体力テストの結果を見て、「1年生の頃より数値が落ちてた。17歳で体力が衰えるって何事だと思って」。元々、運動能力が高く、親に勧められたこともあって、延岡トレーニングクラブへ。

 競技を始めて、出産や子育てなどでブランク期間があったものの、全日本大会で過去に3度の優勝。上を目指していきたいと今回、初めて世界大会へ挑む。


◆4年越しのリベンジ−後藤徳仁さん

 後藤さんは肉体美を競うボディービルに魅了され続け39年目。全日本王者を含む4人がエントリーしたメンズボディビルオーバー60部門に出場し、「前回負けてしまった相手に勝つことができて良かった」と振り返った。

 腰痛治療のため体を鍛えていたところ、知人に誘われボディービルの世界へ。初めて出場した大会で7位に入賞し、そこで面白さに気付いたという。

 昨年は、トレーニング中に負傷し、出場を断念。今回は無理をせず、体重を11キロ落として体を仕上げた。コロナ禍で大会自体が中止となった年もあり、4年越しにリベンジを果たした。

 次の目標については、「周囲の人に『選手権二連覇!』って応援されるが、今のところ目標は決まってない。でもそのうち選手権に向けて鍛え始めると思う」と笑顔で話した。

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