本紙掲載日:2023-10-27
(3面)

城山公園で碑祭遺徳たたえる

歴代の延岡城主の遺徳をたたえた碑祭

延岡の礎築いた歴代城主・高橋元種公顕彰会

 高橋元種公顕彰会(九鬼勉会長)による第12回歴代延岡城主の碑祭が25日、延岡市の中小企業振興センター西側の城山公園に立つ碑前で開かれた。会員13人が出席し、延岡の礎を築いた歴代城主の遺徳をたたえた。

 正午の城山の鐘に合わせて、豊臣秀吉の九州平定後に延岡城下の整備や発展に尽力した高橋元種公を詠んだ漢詩「延陵懐古」(吉永正春作)を九鬼会長が朗詠。

 続いて、延岡城が築城されて今年で420年、碑が建立されて20年の節目を迎えたことを説明し、「延岡城が築城され、城下町ができたのが延岡のまちづくりの原点。原点をつくった高橋元種や、それ以降の歴代城主を忘れてはいけない」とあいさつした。

 会員たちが碑に献酒、献花をした後、九鬼会長が自作の歌「碧天を貫くごとき気概もて築城しけむ元種公は」を献歌。延岡城主の功績をたたえ感謝の気持ちを伝えた。

 歴代延岡城主の碑は、延岡城築城400年を記念して2003年に建立された。1603年の延岡城築城から順に高橋氏、有馬氏、三浦氏、牧野氏、内藤氏のそれぞれの家紋と在城期間、城主の名前、当時の石高などが記されている。

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