本紙掲載日:2023-10-27
(7面)

27日から「現代国際巨匠絵画展」

30日まで延岡総合文化センター

 えがおの里延岡チャリティー企画「現代国際巨匠絵画展」は27日から、延岡市東浜砂町の延岡総合文化センター展示室2で始まった。30日まで。同絵画展実行委員会(柳田佳代実行委員長)主催。午前10時〜午後6時。入場無料。

 ピカソ、シャガール、東山魁夷、平山郁夫のほか、学習障害のあるマッケンジー・ソープさん、ダウン症の書家金澤翔子さんら作家約60人の約100点を展示している。

 また期間中は、フランス印象派の画家ジャネット・ルールさん(81)を招待し、サイン会などを通して来場者と交流する。サイン会の時間は各日午前11時、午後2時、同4時。

 収益の一部は、えがおの里延岡(同市野地町)の障害者支援活動などに充てられる。問い合わせは、えがおの里延岡(箟箍20・6501)まで。

◆ジャネットさん子どもたちと絵を制作−門川・認定こども園にじのね

 同絵画展に合わせ、ジャネットさんは26日、門川町の認定こども園にじのね(川孝子園長)を訪問。年長児と一緒に一枚の絵を制作した。

 あらかじめ子どもたちが描いたウサギ、クマなどの動物に着想し「私が飼っている6匹の猫をここに描いてもいいですか」と、子どもたちに尋ねたジャネットさん。

 「いいよ」と目を輝かせ、じっと見詰める子どもたちに囲まれて「この大きな猫は時々機嫌が悪くなるの」「こっちはいつも偉そうにしているのよ」などと一匹ずつ説明しながら、油性ペンで愛らしい猫を描き上げた。

 そして子どもたちに「一緒に好きな生き物を描きましょう」と呼び掛けた。ジャネットさんはイノシシ、チョウチョ、トンボ、ヘビ、クラゲ、ムカデなど子どもたちが描くユニークな生き物に興味津々。「私が思い付かないようなものをたくさん描いてくれてありがとう。すごく楽しかった」と笑顔だった。

 初めは緊張していた子どもたちだったが、ジャネットさんの気さくな人柄に、すぐに打ち解けた様子だった。ヘビとクラゲを描いた河野史弥ちゃん(6)は「ジャネットさんが描いてくれた猫がかわいかった」と話した。

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