本紙掲載日:2023-10-28
(3面)

宮崎県人会世界大会

温かな歓迎レセプション

 宮崎県人会世界大会の式典は27日、宮崎市のシーガイアコンベンションセンターで開かれた。

 オープニングで高千穂神楽が奉納された。河野知事は「宮崎のブランド力を高めながら、さらなる発展への取り組みを着実に進めていく」と話し、「日本のひなた宮崎県として温かく、ゆったりした時間を大切にしながら豊かな食を生み出し、人々に希望と活力をもたらす地域であり続けます」と決意を述べた。

 県人会を代表して、在京県人会とブラジル県人会の会長2人が、県人会会長会議で採択された大会宣言を発表。

 「県人会を活性化し、ふるさと宮崎への思いを次世代へ継承する」

 「県人会と県、県人会同士が積極的に交流しネットワークを拡大、強化する」「県の魅力を国内外に広く発信し県の発展に貢献する」――と誓った。

 歓迎レセプションでは、橘ひょっとこ踊り保存会が踊りを披露し、宴会を盛り上げた。

 ハワイ県人会の山本浩徳会長(52)は「活躍している私たちの世代と未来を担う次世代の力を合わせていけば、置県150年、200年はもっと素晴らしい世界大会になる」とあいさつした。その後、全員でふるさとを斉唱し、初日を締めくくった。

 台湾宮崎いっちゃが会の平岡さつき会長(50)は「SNSを通じてつながりをつくり、宮崎と台湾の良さが発信できれば」、ブラジル県人会の古賀ラリッサ理事(30)は「県人会をもっと大きくできるよう考えていきたい」と話した。

 この日は、海外の9県人会が各国や活動を紹介するプレゼンテーションも行われた。会場には竹細工などを製作できる伝統文化体験コーナー、26市町村などがそれぞれの特色をPRしたり特産品を販売したりするブースも設けられた。

 大会は、キャッチコピー「つながろうひなたでつなげよう世界へ」のもと、交流を通して宮崎への思いや本県との絆を深め、本県の魅力を再発見し、世代間、地域間交流による県人会活動の活性化、県人会と県、県人会同士の強固なネットワーク構築を目的に初めて実施している。

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