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感染者数、6週連続で前週比減−県内
◆定点当たり2・41人−入院患者数も減 県の感染症週報第42週(16〜22日)によると、県内で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者数は定点当たり2・41人で、前週比21・4%減と6週連続で前の週を下回りました。18日時点の入院患者数は前週から4人減って37人となり、重症者は1人でした。 ◇延岡・西臼杵は増加−再び「黄圏域」に 県が区分する7医療圏域のうち、延岡・西臼杵の感染者数は定点当たり5・22人で、前週比30・5%増と再び増加しました。4段階で色分けした感染状況は県内で唯一、上から4番目の「黄圏域」(基準値=定点当たり5人以上)となりました。 日向・東臼杵も6・8%増加して同2・67人となりましたが、小林・えびの・西諸県(定点当たり1・00人)、日南・串間(同1・60人)、都城・北諸県(同1・70人)、西都・児湯(同1・83人)、宮崎・東諸県(同2・06人)とともに、注意喚起の区分からは外れています。 県内の定点医療機関から報告された新規感染者数の年代別割合は多い順に、50代が14%▼10〜14歳が13%▼5〜9歳と40代が11%▼30代10%▼5歳未満と60、70代が各9%▼80代以上6%▼15〜19歳が5%▼20代3%でした。 県が定点報告数を基にした推計感染者数は1日当たり103人で前週の132人を下回り、6週間連続で減少しました。全国平均も定点当たり3・25人で、前週の3・76人を下回り安定していますが、北海道や東北などで微増しています。 ◇延岡市独自集計16〜22日で75人 延岡市が独自に集計している新型コロナ感染者数の週報によると、先週1週間(16〜22日)の合計は75人で、前週の102人から27人(26・4%)減少しました。日別では、16日14人▽17日14人▽18日15人▽19日16人▽20日9人▽21日5人▽22日2人となっています。 県の週報でも延岡保健所管内は定点当たりの新規感染者数が5・43人で、前週の3・86人から増加して黄圏域となりました。インフルエンザはさらに増加して、保健所管轄別では延岡が県内最多となって流行警報レベル基準値を超えています。 冬場に向けて新型コロナとインフルエンザの同時流行も懸念されるとして、市は手洗い・うがいやマスク着用、換気など基本的な感染対策を続けるとともに、ワクチン接種の検討や常備薬(解熱剤、せき止めなど)の準備を勧めています。 ◇インフル要警戒状況続く−コロナとの同時感染も 宮崎県のインフルエンザ患者数は41週(9〜15日)現在、都道府県別で10位以下ですが、県内全体で注意報レベルにあり、42週(16〜22日)では延岡が警報レベルを超えていて、なおも警戒が必要な状況が続いています。 専門家の佐藤圭創医師(延岡市新型コロナ対策アドバイザー)によると、通常期であれば一つのウイルスに感染すると他のウイルスに感染しにくくなりますが、インフルエンザ感染のピークと新型コロナの感染ピークが重なると、こうしたウイルス干渉を乗り越えて重複感染するケースが増加するといいます。 同時感染の確率は複数の論文を解析した結果、0・8%程度ということですが、21歳以下の若年者での重複感染率はいずれのウイルスの組み合わせでも成人を上回り、新型コロナウイルスとA型インフルエンザウイルスの重複感染では約6%まで高まったということです。 流行シーズン中にインフルエンザワクチンを接種した人は、接種しなかった人と比べて同時感染しにくくなるとされています。一方、同時感染すると重症化しやすくなることも分かっています。 同時感染した場合の発症率は新型コロナだけに感染した時と比べ、鼻炎は4・3倍、筋肉痛・関節痛と頭痛4・2倍、せきは3・1倍、咽頭炎は3倍、発熱・悪寒は2・8倍多くなるそうです。また、人工呼吸器を着ける確率は1・68倍〜4・14倍、院内死亡に至る確率も1・49倍〜2・35倍まで高まるといいます。 インフルエンザと新型コロナの治療を併用すると、保険料3割負担で1万5000円程度の費用がかかるそうですが、同時感染すると重症化しやすいため、佐藤医師は「可能であれば、2つのウイルスともに抗ウイルス薬を使った方がいい」と話しています。 ◇全国で医療品が不足傾向 国内では現在、医薬品の不足傾向が続いていて、厚生労働省は9月29日付で「鎮咳薬(せき止め)・去痰(たん)薬の在庫逼迫(ひっぱく)に伴う協力依頼」の事務連絡を出し、各医療機関や薬局、医薬品卸売販売業者に対して国民へ理解を呼び掛けるよう要請しています。 もはや、薬剤師や業者の努力だけでは追い付かない状況で、処方する医師の協力が必要な段階にまで差し迫っているという指摘もあります。 医薬品が供給不足に陥っている原因の一つが、後発医薬品メーカー(ジェネリック)で不適切な製造や品質管理の不正が相次いで発覚し、2021年以降、業務停止などの行政処分が続いたためです。そこに新型コロナやインフルエンザの流行が重なり、需要が高まりました。 輸入に頼ってきた医療品の原材料はコロナ禍の影響も加わって調達が困難となり、中国産が多いことから、いわゆる「チャイナリスク」でさらに薬品の輸入量低下が加速しています。
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感染者数、6週連続で前週比減−県内
◆定点当たり2・41人−入院患者数も減
県の感染症週報第42週(16〜22日)によると、県内で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者数は定点当たり2・41人で、前週比21・4%減と6週連続で前の週を下回りました。18日時点の入院患者数は前週から4人減って37人となり、重症者は1人でした。
◇延岡・西臼杵は増加−再び「黄圏域」に
県が区分する7医療圏域のうち、延岡・西臼杵の感染者数は定点当たり5・22人で、前週比30・5%増と再び増加しました。4段階で色分けした感染状況は県内で唯一、上から4番目の「黄圏域」(基準値=定点当たり5人以上)となりました。
日向・東臼杵も6・8%増加して同2・67人となりましたが、小林・えびの・西諸県(定点当たり1・00人)、日南・串間(同1・60人)、都城・北諸県(同1・70人)、西都・児湯(同1・83人)、宮崎・東諸県(同2・06人)とともに、注意喚起の区分からは外れています。
県内の定点医療機関から報告された新規感染者数の年代別割合は多い順に、50代が14%▼10〜14歳が13%▼5〜9歳と40代が11%▼30代10%▼5歳未満と60、70代が各9%▼80代以上6%▼15〜19歳が5%▼20代3%でした。
県が定点報告数を基にした推計感染者数は1日当たり103人で前週の132人を下回り、6週間連続で減少しました。全国平均も定点当たり3・25人で、前週の3・76人を下回り安定していますが、北海道や東北などで微増しています。
◇延岡市独自集計16〜22日で75人
延岡市が独自に集計している新型コロナ感染者数の週報によると、先週1週間(16〜22日)の合計は75人で、前週の102人から27人(26・4%)減少しました。日別では、16日14人▽17日14人▽18日15人▽19日16人▽20日9人▽21日5人▽22日2人となっています。
県の週報でも延岡保健所管内は定点当たりの新規感染者数が5・43人で、前週の3・86人から増加して黄圏域となりました。インフルエンザはさらに増加して、保健所管轄別では延岡が県内最多となって流行警報レベル基準値を超えています。
冬場に向けて新型コロナとインフルエンザの同時流行も懸念されるとして、市は手洗い・うがいやマスク着用、換気など基本的な感染対策を続けるとともに、ワクチン接種の検討や常備薬(解熱剤、せき止めなど)の準備を勧めています。
◇インフル要警戒状況続く−コロナとの同時感染も
宮崎県のインフルエンザ患者数は41週(9〜15日)現在、都道府県別で10位以下ですが、県内全体で注意報レベルにあり、42週(16〜22日)では延岡が警報レベルを超えていて、なおも警戒が必要な状況が続いています。
専門家の佐藤圭創医師(延岡市新型コロナ対策アドバイザー)によると、通常期であれば一つのウイルスに感染すると他のウイルスに感染しにくくなりますが、インフルエンザ感染のピークと新型コロナの感染ピークが重なると、こうしたウイルス干渉を乗り越えて重複感染するケースが増加するといいます。
同時感染の確率は複数の論文を解析した結果、0・8%程度ということですが、21歳以下の若年者での重複感染率はいずれのウイルスの組み合わせでも成人を上回り、新型コロナウイルスとA型インフルエンザウイルスの重複感染では約6%まで高まったということです。
流行シーズン中にインフルエンザワクチンを接種した人は、接種しなかった人と比べて同時感染しにくくなるとされています。一方、同時感染すると重症化しやすくなることも分かっています。
同時感染した場合の発症率は新型コロナだけに感染した時と比べ、鼻炎は4・3倍、筋肉痛・関節痛と頭痛4・2倍、せきは3・1倍、咽頭炎は3倍、発熱・悪寒は2・8倍多くなるそうです。また、人工呼吸器を着ける確率は1・68倍〜4・14倍、院内死亡に至る確率も1・49倍〜2・35倍まで高まるといいます。
インフルエンザと新型コロナの治療を併用すると、保険料3割負担で1万5000円程度の費用がかかるそうですが、同時感染すると重症化しやすいため、佐藤医師は「可能であれば、2つのウイルスともに抗ウイルス薬を使った方がいい」と話しています。
◇全国で医療品が不足傾向
国内では現在、医薬品の不足傾向が続いていて、厚生労働省は9月29日付で「鎮咳薬(せき止め)・去痰(たん)薬の在庫逼迫(ひっぱく)に伴う協力依頼」の事務連絡を出し、各医療機関や薬局、医薬品卸売販売業者に対して国民へ理解を呼び掛けるよう要請しています。
もはや、薬剤師や業者の努力だけでは追い付かない状況で、処方する医師の協力が必要な段階にまで差し迫っているという指摘もあります。
医薬品が供給不足に陥っている原因の一つが、後発医薬品メーカー(ジェネリック)で不適切な製造や品質管理の不正が相次いで発覚し、2021年以降、業務停止などの行政処分が続いたためです。そこに新型コロナやインフルエンザの流行が重なり、需要が高まりました。
輸入に頼ってきた医療品の原材料はコロナ禍の影響も加わって調達が困難となり、中国産が多いことから、いわゆる「チャイナリスク」でさらに薬品の輸入量低下が加速しています。