本紙掲載日:2023-11-01
(7面)

一人一人が主人公

門川高「清亮祭」

 門川町の門川高校(村社貞利校長、291人)の第19回文化祭「清亮祭」は10月20日、同町総合文化会館であり、「OnePiece清亮祭の主人公に俺はなる」をテーマに盛り上がった。

 出張のため不在だった村社校長に代わり、別府英樹教頭は「命があるから、生かされているから私たちは今ここにいる。そのことに感謝し、きょう一日を全うしよう」とあいさつ。

 同祭実行委員長の白石拓海さん(3年)は「一瞬一瞬を大切に、一人一人が輝く清亮祭にしよう」と呼び掛けた。

 吹奏楽部による演奏、生徒会役員によるダンスで幕開き。1年生はモザイクアートなど紙を使った展示、2年生は校歌などの合唱、3年生は永山智行さん=劇団こふく劇場代表=から指導を受けて仕上げた演劇を、それぞれクラスごとに発表した。

 このうち、福祉科の3年1組による「ようこそ注文の多いレストラン」は宮沢賢治作「注文の多い料理店」をモチーフにした物語で、来年1月に控える介護福祉士の国家試験に、逃げ出したくなりながらも立ち向かう自分たちの覚悟を示した。

 また、3年2組の「黒雪姫と虹色の王子」はグリム童話「白雪姫」をモチーフにした物語で、毒りんごではなくジャガイモの芽に含まれる毒を用いるなど、食品加工系列と栽培ビジネス系列の特性を引き出しながら上演した。

 審査の結果、展示は1年3組、合唱は2年3組、演劇は3年3組が、それぞれ最優秀賞を獲得した。

 オーディションで選ばれた個人発表もあり、本田心真さん(2年)は「OnYourMark」(CHAGE&ASKA)を熱唱し、引き込んだ。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/