県民一斉に防災行動訓練

２日、みやざきシェイクアウト

　地震に備えた県民一斉防災行動訓練「みやざきシェイクアウト」は２日、県内の各企業や団体、学校などで実施された。子どもから大人までが�〇兩�を低く��体・頭を守って�Ｍ匹譴�収まるまでじっとして――の基本行動を実践した。

　シェイクアウトは、２００８年に米カリフォルニア州で始まった防災訓練。会場に参加者を集める形式とは異なり、事前登録した参加者が、同じ時刻に、一斉に、それぞれの場所で地震発生を想定した安全確保行動を行う。

　県では「津波防災の日」と「世界津波の日」（１１月５日）に合わせ、今年は２日午前１０時からを基準に、各所で一斉に訓練を実施。今月３０日までを期間として、当日でなくても「各自の都合で日時を設定して実施していただければ」と呼び掛けている。

◆延岡市役所でも訓練

　延岡市役所では、２日午前１０時から全課一斉に訓練を実施。震度７の地震発生と安全確保を促す放送が流れると、職員はすぐに机の下に隠れ、じっと揺れが収まるのを待った。

　建築住宅課の小野光さん（２５）は「４回目のシェイクアウト訓練。何度やっても、気が引き締まる。机の下に荷物を置いている人もいたので、日ごろから場所を確保しておかないと」と感想。危機管理課長補佐兼企画・整備係長の柴田圭さん（４９）は「訓練は継続して行っていくことが大切。今月３０日まで実施できるので、ぜひ、たくさんの企業や団体、学校に参加していただきたい」と呼び掛けていた。