本紙掲載日:2023-11-02
(7面)

猫モチーフの作品ずらり

10日まで、虎彦サロン−キルト工房凜の作品展

 延岡市細見町の「キルト工房凜」で指導する酒井久美子さん(73)と教室生3人による作品展が10日まで、同市幸町の虎彦サロン(風の菓子虎彦内)で開かれている。今回は「ねこほっこり」がテーマ。かわいらしい猫をモチーフにしたタペストリーやバッグ、人形、ペンケースなどを展示している。

 キルト工房凜は、ヴォーグパッチワーク講師の資格を持ち、大分県津久見市や大分市で講座を開いていた酒井さんが2010年、移住した細見町にある夫の実家で開講。津久見市や大分市での指導も続けながら週2回、教室を開いている。

 教室には市内外の約20人が所属。作品展は、酒井さんと、毎週通って作品制作に励んでいる戸高節子さん(68)、千原恵子さん(66)、中野敬子さん(72)が出品した。

 愛らしい猫が刺しゅうされたブローチや、ふっくらかわいらしい猫の人形など、猫尽くし。実は、熱狂的な猫好きが4人の中にいたわけではなかったが、「作っているうちに愛着が湧き、『こういった猫を作りたい』という気持ちが湧いてきた」という。

 「楽しくなければ続かない。その人の個性でいい」という酒井さんの指導で和気あいあいと活動しているといい、「楽しくて時間があっという間に過ぎる」と戸高さん。老化予防で始めたという千原さんは「未経験で不安だったが、やってみたら楽しい」と笑顔。

 「新型コロナも落ち着き、やっと(外に)出られるようになった。作品が癒やしの存在になれば」と酒井さん。来場を呼び掛けている。

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